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WBC(世界ボクシング評議会)&WBA(世界ボクシング協会)スーパーミドル級スーパー王者サウル”カネロ”アルバレス(30=メキシコ)が8日(日本時間9日)、米国・テキサス州アーリントンAT&Tスタジアムに73,126人の集めて3冠統一戦を決行。WBO(世界ボクシング機構)同級王者ビリー・ジョー・サンダース(31=英)を相手に、米国ボクシングの本格始動の狼煙を上げた。
8R棄権を呼び込みカネロが3冠統一
シンコデマヨ仕様の入場で大観衆の声援を背にしたアルバレスは、ジリジリとプレッシャーをかけると、サンダースは足を使わずに距離を保ちながら様子見のスタート。サンダースの前の手を払い除け、ボディにストレートを打ち込むアルバレスは3回には右のダブルでサンダースの顔面を捉えた。5回にはペースを掴もうと、腕を下げたり脚も使い始めたサンダースだが、アルバレスは変わらずプレッシャーをかけ続けると中盤は膠着した展開となる。しかし8回、アルバレスが再三見せてきた右アッパーを直撃させると、サンダースは右目周辺を腫れ上がらせ後退。その後も攻め続けたアルバレスを何とか捌いてこの回はゴング。インターバル中にサンダースが右目の状況悪化で棄権を訴え試合終了。アルバレスが8回終了し、棄権によるTKO勝利で3冠統一を達成した。
アルバレスの戦績は59戦56勝(38KO)1敗2分。初黒星となり試合後病院に搬送されたサンダースは31戦30勝(14KO)1敗とした。