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PBC(プレミアム・ボクシング・チャンピオンズ)は10日(日本時間11日)、米国・コネチカット州のモヒガンサン・カジノでIBF(国際ボクシング連盟)スーパーフライ級タイトルマッチを開催。王者ジェルウィン・アンカハス(29=フィリピン)が、指名挑戦者ジョナサン・ハビエル・ロドリゲス(25=メキシコ)を相手に9度目の防衛戦を行った。
この日のメインイベントではウェルター級12回戦で、同級最大のプロスペクトWBO同級7位のジャロン・エニス(23=米)と、元IBF世界スーパーライト級王者セルゲイ・リピネッツ(32=ロシア)が新旧対決で拳を交えた。
アンカハスがダウンを奪って判定でV9
序盤から積極的に出たのは王者アンカハス、初回にサウスポースタイルから左ストレートでロドリゲスを効かせてスタート。ロドリゲスも挽回しようとフックで応戦、中盤も打撃戦の模様を見せていく。すると8回、アンカハスの手数が勝りラウンド終了間際にボディからの連打でロドリゲスがダウン。続く9回にもボディを効かせたアンカハスだったが、ロドリゲスは強い精神力を見せて終盤、最後までフックで対抗していった。そして最終回も互いに全勢力を尽くして撃ち合う中で終了のゴング。判定は3-0(115-112、116-111、117-110)でアンカハスがV9に成功した。
攻撃的な試合展開でしっかりと存在をアピールし、WBO世界同級王者の井岡一翔(32=Ambition)との統一戦などもクローズアップされそうなアンカハスの戦績は36戦33勝(22KO)1敗2分。敗れるも根性を見せたロドリゲスは24戦22勝(16KO)2敗とした。
攻撃的な試合展開でしっかりと存在をアピールし、WBO世界同級王者の井岡一翔(32=Ambition)との統一戦などもクローズアップされそうなアンカハスの戦績は36戦33勝(22KO)1敗2分。敗れるも根性を見せたロドリゲスは24戦22勝(16KO)2敗とした。
エニスがKOで全勝をキープ
注目のメインイベントは、エニスが序盤からスイッチを頻繁に繰り返しペースを掌握。ジャブからアッパーに繋げるエニスに、リピネッツはジリジリと前に出て距離を詰めていった。すると4回、両者の足が交差したところでリピネッツが引っかかり倒れると、レフェリーはダウンのミスジャッジ。5回にはリピネッツのローブローでエニスに休憩が与えられた。しかし、迎えた6回、エニスがサウスポーの構えから左アッパー、右フックを打ち込み返しのアッパーでダウンを奪うと、背中から倒れたリピネッツを見てレフェリーがストップ。エニスが豪快にフィニッシュして6回2分11秒KO勝利を収めた。
今後、世界初挑戦に期待が高まるエニスの戦績は28戦27勝(25KO)1無効試合。キャリア初のKO負けとなたリピネッツは19戦16勝(12KO)2敗1分とした。
今後、世界初挑戦に期待が高まるエニスの戦績は28戦27勝(25KO)1無効試合。キャリア初のKO負けとなたリピネッツは19戦16勝(12KO)2敗1分とした。