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ロシア・モスクワのメガスポルトで20日(日本時間21日)、WBC(世界ボクシング評議会)&IBF(国際ボクシング連盟)ライトヘビー級統王者アルツール・ベテルビエフ(36=ロシア)が2冠防衛戦を決行。IBF5位のアダム・デインズ(30=ドイツ)を相手に、自国ロシアでベテルビエフがWBCが初防衛、IBF王座4度目の防衛戦に臨んだ。
ベテルビエフが2冠防衛に成功
全勝全KO勝利中の王者ベテルビエフは開始からその強打を発揮。初回、残り10秒となったところで右フックを側頭部に命中させ、ダウンを奪った。その後、中盤以降は立て直しをはかるサウスポーのデインズが足を使っていくが、プレッシャーをかけるベテルビエフが試合のペースを奪っていく。そして迎えた10回、ベテルビエフがカウンターの左フックで効かせると、右をフォローし再びリングに沈めた。デインズはなんとか立ち上がるもコーナーからのタオルで試合は終了。10回1分34秒TK0勝利で2冠防衛に成功した。
全勝全KO勝利を継続させるベテルビエフの戦績は16戦全勝全KO。世界初挑戦も実らなかったデインズは22戦19勝(10KO)2敗1分となった。