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前OPBF東洋太平洋ウェルター級王者の長濱陸(29=角海老宝石)が22日、自身のYouTubeチャンネルで引退を表明した。長濱は、16日に後楽園ホールで開催された「ダイナミックグローブ」で豊嶋亮太(25=帝拳)を迎えて初防衛戦に臨んだが判定負けを喫した。
電話取材に応じた長濱に思いの丈を聞いた。
生涯戦績:16戦12勝(4KO)3敗1分
電話取材に応じた長濱に思いの丈を聞いた。
生涯戦績:16戦12勝(4KO)3敗1分
12ラウンドを戦い抜いた
長濱は「以前から右目の焦点が合わなくなり、試合中に症状がひどくなったので勝っても負けてもこれが最後だなと思った」と引退理由を明かしたが、「コーナーに戻るたびに『あと一発もらったらヤバいな』とギブアップしそうになったが、ここで諦めたら一生後悔すると思った」とリング上での心境を語った。
豊嶋亮太選手は強かった
試合後は一切の言い訳をせずに拳を交えた豊嶋の強さを称えた。「豊嶋選手が強くて勝ったのだから、あの日(試合当日)は目のことは言いたくなかった」。
クドゥラ金子(本多)戦
「いろいろな感情を味わうことができた、ジェットコースターのようなボクシング人生で楽しかった。未練はないです」と約6年間の現役生活を振り返ると、「あの試合のおかげで皆さんに存在を知ってもらうことができた」と昨年2月にOPBF王座を獲得したクドゥラ金子(本多)戦をベストバウトに挙げた。
ボクシングに感謝している
長濱は「それまでは何を目標に生きているのか分からなくて楽しくなかったが、ボクシングに出会えて試合前の恐怖や試合中の戸惑いや迷い、そして勝った後の高揚感といった感情のうねりを味わうことができて幸せだった」とボクシングに感謝した。
おつかれさまでした
今後はまだ未定だが「ボクシングくらい夢中になれる、楽しいことを探していき、これまで以上に活躍していきたい。今は新しいことを始めることにワクワクしている」と前向きに語った。
「もう少しエンタメ要素を強くしていきながらボクシングの魅力を伝えていきたい」と今後も自身のYouTube配信を続けていく。
長濱とは、ベルトを獲るまで取材の機会が少なく、あまり話したことがなかったが、接してみると誠実で思いやりがあり、そしてなにより非常に練習熱心な選手だった。
これからもボクシングの魅力を違った角度から伝えてくれるだろう。今後の長濱の活躍に期待したい。
「もう少しエンタメ要素を強くしていきながらボクシングの魅力を伝えていきたい」と今後も自身のYouTube配信を続けていく。
長濱とは、ベルトを獲るまで取材の機会が少なく、あまり話したことがなかったが、接してみると誠実で思いやりがあり、そしてなにより非常に練習熱心な選手だった。
これからもボクシングの魅力を違った角度から伝えてくれるだろう。今後の長濱の活躍に期待したい。