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JBC(日本ボクシングコミッション)の倫理委員会 (=委員長 浦谷信彰)は22日、Ambitionボクシングジムに所属するWBO世界フライ級チャンピオン井岡一翔と同クラブオーナーの木谷卓也会長に対して、21日付けで以下の通達を行なったことを発表した。
通達
1. 当財団は、本日JBCルール第15条、JBC倫理規定第2条、第5条及びJBC制裁規定第2条第1号に基づき、Ambitionボクシングジム(以下「Ambitionジム」という)所属ボクサーであるWBO世界スーパー・フライ級チャンピオン井岡一翔選手を厳重注意処分とする。
理由: 同選手は、令和2年12月31日、世界タイトルマッチ出場の際、入れ墨を隠す塗布物が剥がれ落ち、左腕の入れ墨が露出したまま試合を続行した。このことはJBCルール第95条2号に抵触するものであり、当財団は井岡一翔選手を厳重注意処分とする。
2. 当財団は、本日JBC試合ルール第15条、JBC倫理規定第2条及びJBC制裁規定第2条第2項1号に基づき、Ambitionジムの木谷卓也クラブオーナーを厳重注意処分とする。
理由: 当財団は、木谷卓也氏が上記記載の事実についてクラブオーナーとしての監督責任を負わなければならないと判断した。
タトゥーに関するルールの変更はなし
ネットなどでも大きな話題となった今回の件に関してJBCの安河内事務局長は以下の通り、コメントを発信した。
「JBCにおいても管理を徹底すべきであったことを踏まえ、今後は、同様なケースにおいては、JBC指定の塗布剤を使用させるか、指定業者による塗布施術を受けてもらうなどの手当てを考えていきたい。」
「今回、入れ墨(タトウー)についての様々なご意見をいただいたが、現時点でJBCルールを変更することは考えていない」
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