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OPBF東洋太平洋ウェルター級タイトルマッチの前日計量が15日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、王者の長濱陸(29=角海老宝石)と同級12位の豊嶋亮太(25=帝拳)が会場に姿を現した。
試合は明日の16日に後楽園ホールで開催される「ダイナミックグローブ」のメインイベント(第1試合試合開始午後4時)で行われる。計量を終えてリモート取材に応じた両者は、静かに闘志を燃やした。
試合は明日の16日に後楽園ホールで開催される「ダイナミックグローブ」のメインイベント(第1試合試合開始午後4時)で行われる。計量を終えてリモート取材に応じた両者は、静かに闘志を燃やした。
付け入る隙を与えない
長濱は、昨年の2月にクドゥラ金子(22=本多)との王座決定戦を制し、これが初防衛戦となる。「体重を少し調整しただけ。念のために余裕を持たせた」と500gアンダーの66.1kgで合格した。「打ち合いもアウトボクシングもできるタイプ」と挑戦者の豊嶋を警戒。その上で「相手の良いところに付き合わず、どの局面でも自分が上回り、最終的には逃げ道を失わせていく」と必勝を誓った。
すべての局面で上回る
今回の試合に向けて1日12ラウンドのスパーリングもこなし「長いラウンドでも疲れなかった」と万全の調整をアピール。鬼門の初防衛戦にも「失うものがあることが重圧になるので失敗することが多いと思う。明日は思いつくままに戦うだけ」と自然体でリングに上がる。
ハンドスピードを活かして勝つ
一方、タイトル初挑戦の豊嶋は「これまでで一番仕上がった」と300gアンダーの66.3kgでクリアした。前戦で拳を脱臼した影響もあり、約1年4ヶ月ぶりの試合だが「ボクシングに対して考える時間が増えた」とプラスに捉えている。
同門の元世界3階級制覇王者のホルヘ・リナレス(35)らと実戦練習を重ねて「経験と能力を底上げできた」と手応えを感じ「オールラウンドに戦えるよう攻撃の幅を広げてきた」と王座奪取に自信を示した。
同門の元世界3階級制覇王者のホルヘ・リナレス(35)らと実戦練習を重ねて「経験と能力を底上げできた」と手応えを感じ「オールラウンドに戦えるよう攻撃の幅を広げてきた」と王座奪取に自信を示した。
明日は自分がチャンピオンになる!
「王座を獲るという意味で」と髪の色をピンク色にした豊嶋は「先手必勝。挑戦者らしく攻めていく」。「多くの人たちの協力があり、ここまでたどり着いた。ベルトを持って帰り感謝の気持ちを伝えたい。帝拳ジムとして2021年最初の試合なので良い流れを作りたい」と決意を口にした。