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日本&WBOアジアパシフィック・スーパーフライ級王座統一&東洋太平洋同級王座決定戦(14日、後楽園ホール)の前日計量とPCR検査が13日、都内で行われた。
今年の大晦日は井岡一翔(Ambition GYM)と田中恒成(畑中)によるWBO世界同級タイトルマッチが控える中、日本チャンピオンの中川健太(35=三迫)とWBOアジアパシフィックチャンピオンの福永亮次(34=角海老宝石)がアジア圏最強を懸けて明日、拳を交える。
リミットの52.1kgで計量を終えた福永は「ゆっくりしてます」とリラックスムードでオンライン会見に臨んだ。「サウスポーはメッチャ苦手です」と日本チャンピオン中川健太との対戦を警戒する一方で、同門の堤聖也や年明けの16日にプロデビューする池側純らとのスパーリングでサウスポー対策に自信をつけた。「倒しきって3冠を獲ります」と意気込みを語った34歳の福永。それぞれがタイトルを持つベテラン対決とあって「年齢的にも負けた方は引退を考えていると思う。これ以上の舞台は用意されない」と覚悟を決めた。
100グラムアンダーの52.0kgで計量を終えた中川も「リスクも大きい試合。ボクサー人生、スタートになるか終わりになるかの試合」と明日の対戦がいかに重要かを語った。「あまり好きではない」と明かしたサウスポー対決。福永については「早くてパンチも強い選手。気持ちが大事。前半から来ると思うので、飲み込まれないようにしたい」と気持ちのぶつかり合いになることを示唆した。所属選手の活躍が目覚ましい三迫ジムに籍を置くため「コロナの影響はなく、調整もバッチリ」という日本チャンピオンは、同門の小山内 幹(24)や宝珠山 晃(24)らとのスパーリングで明日の試合に備えてきた。どちらも同じ覚悟で挑むビッグマッチ。35歳の中川健太は「終わりと始まりが常に隣り合わせ。始まりとは世界戦線に出ること。倒して勝ちたい」と抱負を語った。
計量を終え、指定のホテルで明日の試合までを過ごす富岡樹(REBOOT.IBA)からメッセージが届いた。「明日戦える事に感謝して最後まで心をブレずに戦います。明日勝つので、それから言いたい事を言います」