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[沖縄便り]2020.11.15

仲里周磨「上を目指すために負けられない!」

 日本スーパーフェザー級11位の仲里周磨(24=ボクシングクラブナカザト)が3年ぶりに後楽園ホールのリングに上がる!11月21日(土)に行われる「DANGAN236」のセミファイナル、スーパーフェザー級8回戦で同級7位の木村吉光(24=Ambition GYM)と拳を交える。
 同じ24歳で若手注目株同士がぶつかる一戦を前に、沖縄宜野湾市内の所属ジムで話を聞いた。
※撮影時のみ、マスクを外していただきました。
以前より進化した自分がいる
 今年2月の粟田祐之(29=KG大和)戦では強烈な右ストレートで倒してのTKO勝利した。「練習したことを試合で出せて手応えを感じて自信になった」。
 試合後にコロナ禍での自粛生活に入り、気が滅入りそうになったが「みんな条件は同じだし(自粛は)仕方ないと。この時間は自分の課題に集中して取り組もう」と気持ちを切り替えたという。
 「自粛期間はジムも閉まっていたので、ひとりで開けて貸切状態で自主練習をしていた。この期間で前の自分より進化したと感じます」と、プラスになった時間を振り返った。
良いタイミングで決まった
 対戦相手の木村は、同じ1996年生まれの同級生だが面識はない。過去には一度スパーリングをやる話があったが実現はしなかった。試合は後楽園ホールで2戦ほど観たことがあり、「体が強くてパンチもありアグレッシブ。実際、目の前でみて強い選手だなと感じました」と評した。
三代大訓(ワタナベ)戦
 プロで戦った13戦のうち一番印象深いのは、唯一の黒星を喫した2017年10月の対三代大訓(26=ワタナベ)戦だという。「勝った試合はあまり印象にないです。ケガから再起して復帰2戦目で自分の思うような動きができなかった。初めての負けはとても悔しかったが、弱点に気づくことができて課題が見えた。あのタイミングで負けたことは良かったと思うし、転機になった。間違いなく自分を強くしました」。
3年ぶりの後楽園ホールのリング
 約3年ぶりの後楽園ホールでの試合にチケットはすぐに完売し、その後も観戦希望の連絡を多く受けたと言うと「コロナ禍がなければもっと早くホールで試合ができたと思うが、その中でも試合ができること、たくさんの応援はうれしい」と感謝の思いを口にした。試合当日は沖縄から多くの知人が応援にかけつける予定だ。
価値ある勝利を掴みにいく
 今後、タイトルを狙う上での重要な一戦に臨む仲里は「この試合はランキングを上げてタイトルに近づくためのチャンスで、その先には日本王座、OPBF東洋太平洋王座が見えてくると思う。まず、目の前のこの試合に集中して絶対に勝つ!という気持ちです」と必勝を誓った。

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