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[前日計量]2020.11.6

井上岳志が無敗の新鋭と激突!

 WBOアジアパシフィック・スーパーウェルター級王者の井上岳志(30=ワールドスポーツ)と日本ミドル級13位のワチュク・ナァツ(23=マーベラス)が6日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で前日計量とPCR検査を行った。
 両者は明日の7日に後楽園ホールで開催される「ダイナミックグローブ」のメインイベント70.0kg契約8回戦で激突する。計量後に電話取材に応じた両者は、必勝を誓った。
明確に勝つ
 井上は、200gアンダーの69.8kgで秤を降りた。今回はノンタイトル戦だが「負ければ世界ランキングを奪われるし今後、世界で戦っていく上で国内選手に苦戦しているようではダメだと思う」とタイトル戦と同じように気を引き締めている。
 「相手の出方に対応できるようにしてきた。明日は、誰が見ても自分が勝っているという内容を見せたい」と力の差を示すつもりだ。
 当初、日本ミドル級タイトルマッチが行われる予定だったが、王者の竹迫司登(29=ワールドスポーツ)が左肩痛を引き起こし、2ヶ月の安静加療と診断されたため試合は中止。井上vsナァツ戦がメインイベントに繰り上がった。井上は「メインに相応しい、お客さんが満足する面白い試合を見せたいと思う」と言葉に力を込めた。
自分らしく戦い切る!
 一方、400gアンダーの69.6kgでクリアしたナァツは、A級初戦で世界ランカーの井上と拳を交える。ビッグチャンスに「思っていたより緊張もせずに落ち着いている」と仕上がりの良さをアピール。「倒し切るのは難しい相手だが、明日は初回からガンガン攻めてスタミナをフルに使って戦いたい」と意気込んだ。
 現在、マーベラスジム所属のボクサーはナァツだけだが、「会長からも『どんな形でもいいので勝とう』と発破をかけられている」とジム初の世界ランカーを目指す。

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