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11日、後楽園ホールで開催されたフェニックスバトル。メインイベントには、今年早くも3度目の防衛戦となる日本フェザー級王者・細野悟(大橋)が、日本同級6位・高山和徳(船橋ドラゴン)を挑戦者に迎えた。
試合はスタートから左ボディをヒットさせる打ち合いとなり、2回には挑戦者・高山が左ボディ・左フックを打ち込み、主導権を掴むかに思われた。
試合はスタートから左ボディをヒットさせる打ち合いとなり、2回には挑戦者・高山が左ボディ・左フックを打ち込み、主導権を掴むかに思われた。
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しかし不用意に距離を詰める高山に、王者・細野の左アッパーがクリーンヒット。目を押さえ崩れ落ちる高山は、カウント9で立ち上がるもダメージは深く、細野の強打の前にコーナーを背負ってしまう。ここで細野が代名詞の"バズーカ"左ボディから右クロスを打ち込むと、レフェリーが試合をストップ。細野が危なげない戦いで、3度目の防衛に成功した。
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当サイトのインタビューで語った通り、豪打を爆発させた細野が控室で試合を振り返った。「高山選手は気持ちを乗せてきてくれた。それが結果的に良かった。高山選手は緊張している感じだった」と挑戦者を分析。ダウンを奪った左アッパーについては「手応えというよりも、良い感じで入ったと思う」と答えた。
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愛弟子・細野のKO防衛に大橋会長は「パンチを小さく打つことが課題だった。それが出来た。ショートアッパー1発で倒したし合格。次は世界!」と"バズーカ"の世界挑戦に"フェニックス"も太鼓判。これに細野は「僕は心技体を整えるだけ。僕はまだ生き生きしていない。世界戦では生き生きしたボクシングを見せたい」とコメント。この意味深な発言に大橋会長は「ジムに何か不満でも(笑)」と笑いを誘っていた。
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世界挑戦はWBA・WBCどちらがターゲットになるか尋ねられ、大橋会長は「どちらでも構わない。チャンスがある方で。海外でも喜んで挑戦する」と意欲。日本人の海外世界挑戦連敗ストッパーとして期待されるのでは、と問われ細野は「焦らず頑張ります」と謙虚に答えたが、最後は世界奪取に自信ありの笑顔を見せた。
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はたして"バズーカ"細野の挑む世界フェザー級王座は、WBA・WBCのどちらになるのか。正式決定の朗報が待たれる。
尚、挑戦者・高山は眼か底骨折の疑いがあり、試合後の会見は行われなかった。
尚、挑戦者・高山は眼か底骨折の疑いがあり、試合後の会見は行われなかった。