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バンタム級10回戦のリングで対戦する元WBC世界フライ級チャンピオン比嘉大吾(25=Ambition GYM)と現在日本バンタム級13位で2018年3月にプロデビューして以降、6戦5勝(4KO)1分の好成績を収めている堤聖也(24=角海老宝石)が25日、都内で前日計量とPCR検査を終えた。試合は後楽園ホールで26日18:30に第一試合が始まる「LIFETIME BOXING FIGHTS 4」のメインイベントで行われる。
明日の試合が2018年4月のプロ初黒星からの復帰2戦目となる比嘉大吾だがAmbitionジムに移籍してからは初試合。ジムや関係者の日頃のバックアップに感謝した。リラックスした様子だが、明日の相手は普段交流のある堤聖也。「しっかり仕上げていました。いい体をしてましたよ」。ズーム会見で問われ、計量会場での印象を述べた。
主戦場も世界タイトルを取ったフライ級から2つ上げてバンタム級に移している。野木丈司トレーナーとのタッグも復活。計量後には、その野木トレーナーが用意した栄養バランスを考えた肉とブロッコリーとご飯と野菜が入った弁当を食べた。「自分のために戦う」世界チャンピオン返り咲きが目標と話した比嘉にとって、明日の試合は「世界を取るための通り道」。同じ階級で脚光を浴びる井上尚弥に話が及ぶと「今、尚弥さんは上の存在にいる。目の前の試合に勝って、チャンピオンになって、それからがスタート。今は明日の試合に集中する」と心境を語った。
コロナ騒動が始まる前の今年3月に比嘉と2人で自身の自宅で食事をしたという堤聖也は「今日もいつもの比嘉大吾でした」と計量会場での再会を振り返った。200グラムアンダーで一発クリアした計量に関して「10キロほどの減量だったが順調です。筋力も落とさず減量できました」とコロナ禍の影響もなく調整ができたとのことで、「最後の追い込みは、週に3回8ラウンドや10ラウンドのスパーリングもできた」とジムメイト達を相手に充実した実践練習ができたことを明かした。