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◆WOWOW代表インタビュー
20年10月18日 井上尚弥インタビュー @羽田空港出発ロビー
★14時30分に空港到着。白を基調としたトレーニングウェア
★同行者は井上真吾、井上拓真、井上浩樹ほか
★17時発 JL0016便 ロサンゼルス経由でラスベガス
――試合まで2週間。いまの心境は?
井上 もう気持ちの面でも肉体的にも仕上がっている状態。割と日本ですべての調整をこなしてきたので、向こうに行ってからの2週間は体の調子と気持ちによって練習の上げ下げはするけれど、あとは体重調整ですね。
――髪の毛(金と銀中間ぐらいの色)は?
井上 それはいいじゃないですか(笑)
――国内でのスパーリングの数は?
井上 数えていないので合計は分かりません。この試合に備えてということで数えると、いつもよりは少ないと思います。ただ、この1年間でトータルでやってきているので。4月のカシメロ戦に向けてスパーリングをやっていたし、そのあとも続けてやってきたので、スパーリングの数そのものは多いと思います。
――想定していたように良いコンディションがつくれた?
井上 コンディションはいつもどおり。コンディション調整に失敗したことがないので、いつもどおりです。
――1年ぶりの試合。プラス面は?
井上 いちばんはケガの回復ですね。1年間、試合ができていないというストレスとか、そういう感覚はない。自分のなかでは1年ぶりの試合という感じはしません。感覚的には半年ぶりぐらいの試合の感じですね。
――体重調整が難しくなったというのはない?
井上 それはないですね。
――試合が決まった直後にマロニーのことをチェックしたはずだが、その後、あらためてチェックした?
井上 最新の試合(6月のレオナルド・バエス戦=マロニーが7回終了TKO勝ち)を見ました。
――新しい発見はあった?
井上 9月の時点では最新の試合を見ていなかったので、それを最近見て、また自信が深まりました。基本的にはロドリゲス戦(18年10月のエマヌエル・ロドリゲス戦=マロニーの12回判定負け)をイメージしていろんなことを組み立てていたけれど、(バエス戦は)それとは少し違ったマロニーでした。でも、テンポなどがロドリゲス戦よりも少し遅いかなと思ったぐらいで、特別大きな発見はないですよ。
――唯一の不安要素ともいえた無観客試合。もうイメージはできた?
井上 トップランク社のイベントの会場は映像でチェックしたし、きょうもロマチェンコの試合は見ましたから。自分が心配していたのは後楽園ホールでの無観客状態でした。ラスベガスはそうではなかったので。ライティングもあるし人の声もあるし。だから問題ないと思います。
――この試合が決まった際、カギになるものを探すといっていたが、見つかった?
井上 具体的には見えています、掴んでいます、言えないけれど(笑)。11月1日(日)をお楽しみに、というところです。
――今回は初めてのラスベガス、初めての無観客など未知の部分が多い。それは不安? 楽しみ?
井上 不安はないですね。ロサンゼルスでも試合してグラスゴー(英国スコットランド)でも試合して、海外での試合に関してはまったくといっていいほど不安はないですね。ただ、ホテルから出られない点がどうかなというぐらい。全体的に見れば楽しみの方が多いですよ。
――今回、どんな内容、どんな結果が最高のアピールだと考える?
井上 そこを追い求めたらきりがないけれど、圧倒的な強さを見せるなら前半KOが理想。でも、そこにこだわらず、まずは勝ちに徹して、そのなかから自分がやれる勝ち方、倒し方というのを出していこうかなと思っています。
――1ラウンドから倒しにいかないといけないとか、そうは考えていない?
井上 そうは考えていません。
――でもチャンスがあれば1ラウンドでも行く?
井上 もちろんチャンスがあれば行きますよ。
――長丁場も想定してトレーニングしてきた?
井上 もちろんです。
――今回の試合、井上選手のどこに注目すればいい?
井上 どこに注目というよりも……ここというポイントはないので、とにかく試合全部を見てほしいですね。
――自信と意気込みを
井上 1年ぶりの試合になるのでファンの人たちも待ち遠しかったと思うので、皆さんの気持ちをドネア戦のように再び熱くさせるような試合をします。テレビを見ている人たちが熱狂するような試合を見せます。
※井上尚弥対ジェイソン・マロニーのWBA・IBF世界バンタム級タイトルマッチは11月1日(日)午前10時30分からWOWOWプライムで生中継する。また試合前日の10月31日(土)には、「いよいよ明日!「井上尚弥」ラスベガス防衛戦直前スペシャル!」と題し、記者会見や前日計量の模様など現地情報をたっぷりとお届けする特別番組も放送する。