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ライト級主要4団体(WBA/WBC/IBF/WBO)統一戦が18日、ラスベガスMGMグランドbubbleで行われた。WBAスーパー・WBCフランチャイズ・WBOのベルトを統一しているワシル・ロマチェンコ(32=ウクライナ)とIBF王者テオフィモ・ロペス(23=米国)の対決は、判定0-3でロペスの勝利。
手数が少なかったロマチェンコだが、1年1ヶ月ぶりのリングもスピードとテクニックは健在。一方、ロペスは序盤から強い右ストレートを上下に打ち分けてロマチェンコに対応した。ロマチェンコ優勢に見えた試合だったが、手数を評価されたロペスが「Take Over(=王座奪取)」に成功した。
「新しい時代が来た事を証明できた」と4本のベルトを掲げたロペスだか、今後はスーパーライト級に主戦場を移すことも示唆した。
一方、結果的に大差判定負けを喫したロマチェンコは「後半は試合をコントロールしていたと思う。ジャッジのスコアには賛同できない」と不満を口にした。オリンピック金メダルを2大会連続で獲得したアマチュア時代から試合間隔は空けず、2013年10月のプロデビュー以降も昨年の9月までコンスタントに試合をしてきただけに、コロナ禍の影響で昨年までの精密機械レベルの動きが取り戻せなかったのかもしれない。今後の動きに注目しよう。
採点表