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帝拳ジム主催の「ダイナミックグローブ」の前日計量とPCR検査が1日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、メインイベントで対戦するIBF(国際ボクシング連盟)スーパーフェザー級3位の尾川堅一(32=帝拳)とIBF世界同級7位の西谷和宏(33=VADY)が顔を合わせた。計量後にオンライン取材に応じた両者は、明日の決戦に向けて意気込みを語った。
試合は明日の2日に後楽園ホールでスーパーフェザー級10回戦で行われる。
試合は明日の2日に後楽園ホールでスーパーフェザー級10回戦で行われる。
世界をアピールする
100gアンダーの58.8sでパスした尾川は「久しぶりの試合だが、順調にコンディションを作ることができた。明日は自分がどのくらいやれるのか楽しみ」と、約10ヶ月ぶりのリングを心待ちにしていた。
コロナ禍の影響で「4〜5回延期になった」という尾川だが、「試合の2週間前に延期になったと聞いた時は気持ちが切れそうになったが、皆同じ条件だと気持ちを立て直した。集中力は持続できている」とコメント。スパーリングも200ラウンドを消化し万全の状態をアピールした。
コロナ禍の影響で「4〜5回延期になった」という尾川だが、「試合の2週間前に延期になったと聞いた時は気持ちが切れそうになったが、皆同じ条件だと気持ちを立て直した。集中力は持続できている」とコメント。スパーリングも200ラウンドを消化し万全の状態をアピールした。
左:西谷和宏(VADY)58.6kg
右:尾川堅一(帝拳)58.8kg
右:尾川堅一(帝拳)58.8kg
「ここ数戦は消化不良の試合が続いている」と過去の試合映像を見返したという尾川は、「動きのテンポが遅いなと思った。日本タイトル戦の時のような躍動感を取り戻す。明日はバシッと決めて『さすが尾川だ』と思わせる試合を見せる」と早いラウンドでのKO決着を予告した
積極的に攻めていく
一方の西谷は300gアンダーの58.6kgを測定した。「尾川選手の試合は日本チャンピオン時代から見ていたが、強くて良い選手なので以前から戦いたかった」と世界上位ランカーとの対決を喜ぶと、「判定では厳しいと思う。積極的に攻めてポイントを取っていく。日本人同士で誰が強いのかトップを決めるのは良い傾向だと思う。対策はバッチリです」と尾川撃破に自信を示した。
この一戦に賭けている
後楽園ホールのリングに上がるのは、2017年3月に日本ライト級王座を獲得して以来となる。西谷は「(後楽園ホールは)これまで2回戦っているが、戦いやすい場所。絶好調だし、明日は良い試合を見せることができる」と好試合を約束した。
鳥取県出身の西谷は、鳥取初の世界王者に向けて勝負の一戦を迎える。
鳥取県出身の西谷は、鳥取初の世界王者に向けて勝負の一戦を迎える。