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日本女子アトム級王座決定戦、日本同級1位の長井香織(30=真正)対元OPBF東洋太平洋同級王者の神田桃子(33=寝屋川石田)が25日、神戸市立中央体育館で開催された「REAL SPIRITS.67」のセミファイナルで行われた。昨年9月以来の再戦(長井の2-1の判定勝ち)、タイトル初挑戦の長井が返り討ちしたのか、それとも神田が雪辱を果たしたのか――。
長井香織(真正)が新チャンピオン
初回は神田がジャブを飛ばしながらワンツーを好打し上々の立ち上がりを見せたが、2回以降は長井が左フックと右カウンターで着実にポイントを重ねた。終盤、神田は打ち合いにいくが長井も真っ向から応戦し譲らず。有効打で勝った長井が新王者に輝いた。
前回より内容は良かったと思う
10戦目で日本王座に就いた長井は「練習していた左フックとカウンターがよく当たった。前回より内容は良かったと思う。チャンピオンになったことはもちろんだが、移籍初戦なので、勝って真正ジムの一員になりたかったのでホッとしている」と安堵の表情を浮かべた。
今後について聞かれた長井は「まずはしっかりと防衛していき、いずれ世界を目指していきたい」と抱負を語った。
今後について聞かれた長井は「まずはしっかりと防衛していき、いずれ世界を目指していきたい」と抱負を語った。
顔認証付き検温機を設置
新型コロナウィルスの影響でボクシング興行はストップしていたが、関西では今回から興行が再開した。関係者は、会場入り口で兵庫県新型コロナ追跡システムをLINEアプリで登録しアンケートに回答。さらに顔認証付き検温機で検温をして入場した。
会場は静まり返っていた
記者席は距離をあけてソーシャルディスタンスを徹底。セコンドは極力、声を出さないことを心がけ会場は静まり返っていた。普段は聞こえない選手の息遣いも聞こえてきた。
採点表