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米国トップランク社のラスベガス興行第2週目が16日(日本時間17日)、MGMグランドのザ・バブルで開催された。
メインイベントにはWBO(世界ボクシング機構)バンタム級1位のジョシュア・グリーアJr.(26=米)がスーパーバンタム級10回戦で、WBA(世界ボクシング協会)スーパーバンタム級10位マイク・プラニア(23=フィリピン)と対戦。井上尚弥(27=大橋)の将来の対戦候補は、フィリピンの若き刺客を迎え撃った。
さらに、元WBC世界ライト級王者のアントニオ・デマルコ(34=メキシコ)が、25戦全勝(15KO)のジョバニ・サンティリャン(28=米)とウェルター級リミット+1ポンドの148ポンド(67.1kg)契約10回戦を決行。
試合は両カードともに大波乱と大健闘が繰り広げられた。
2度ダウンを奪いプラニアが大波乱の判定勝利
初回1分が経過したところで、プラニアの左フックがグリーアを捕らえ早くも倒した。再開後ダメージを見せないグリーアは距離を取ってラウンドを終了。その後も足を使うグリーアに、プラニアがプレッシャーをかける展開で後半へと試合は進んでいった。すると6回、守勢に回るグリーアにプラニアの左フックがまたも入り2度目のダウンを奪う。その後、スタミナが落ち始めたプラニタに、グリーアは積極的に手数を増やしポイントを挽回した。判定は2-0(94-94、96-92、97-91)で前半ダウンポイントを守り切ったプラニアが、アップセットとなる判定勝利を収めた。
大金星のプラニアの戦績は25戦24勝(12KO)1敗となった。手痛い敗戦となったグリーアの戦績は25戦22勝(12KO)2敗1分。
大金星のプラニアの戦績は25戦24勝(12KO)1敗となった。手痛い敗戦となったグリーアの戦績は25戦22勝(12KO)2敗1分。
サンティリャンが2-0判定で苦勝
主催のトップランク社と契約を結び、この日が最初の試合となったサンティリャン。優勢とされてながらも新旧のサウスポー対決はデマルコが試合の流れを作った。
序盤から中盤にかけて、デマルコのボディショットがサンティリャンを襲い後退させていく。サンティリャンも6回からコンビネーションを見せて対抗、デマルコにガードを固めさせた。最終10回にはサンティリャンがデマルコをロープ側に追い込むなど盛り返して試合は終了。判定は2-0(95-95、96-94×2)でサンティリャンが辛くも勝利した。
ESPNデビュー戦は辛勝となったサンティリャンの戦績は26戦全勝(15KO)。戦前の予想を覆して勝利まで後一歩と迫ったデマルコの戦績は43戦33勝(24KO)9敗1分で3連敗となってしまった。