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静岡県のジムから初の世界王者を目指すスーパールーキー木村蓮太朗(22=駿河男児)が7日、東京練馬区の三迫ジムでプロテストを行った。当初は11日に後楽園ホールで行われる予定だったが、新型コロナウィルス拡大防止のため日時と場所を変更した。
日本フェザー級王者の佐川遼(25=三迫)と3ラウンドのスパーリングを披露した木村は、有り余る才能を見せてB級(6回戦)合格を勝ち取った。
日本フェザー級王者の佐川遼(25=三迫)と3ラウンドのスパーリングを披露した木村は、有り余る才能を見せてB級(6回戦)合格を勝ち取った。
佐川と果敢に打ち合った
「プロ向き」と言われる木村の積極的な攻撃が遺憾なく発揮された。右アッパーで佐川の出鼻を挫くと2回にはワンツーを浴びたが臆することなく打ち返し上下のコンビネーションを決めた。3回、ラスト30秒を切ったところでプレスをかけて激しいパンチの交換を見せた。
KOにこだわる
合格が言い渡された木村は「ありがとうございます!」と笑顔を見せた。「緊張することなく楽しめた。デビュー戦までまだ時間があるので、今日の30倍は良いところを見せる」。「デビュー戦は一発で仕留めてその日一番インパクトのある試合をする」と自信を示した。
フェザー級を主戦場としていく
高校1年で駿河男児ジムでボクシング人生をスタートした木村は、静岡県飛龍高校から東洋大学へ進むと才能が一気に開花。大学1年で全日本選手権を制し4年では主将を務めた。東京のジムではなく地元のジムでプロになった理由を聞かれると「一番は会長の人柄」と言うと「自分は目立ちたがり屋なので、静岡から初めての世界チャンピオンになってスターになりたい」と拳を握った。
強い相手と戦わせていく
前島正晃会長はスパーリング不足のため、練習拠点を駿河男児ジムと三迫ジムで行うことを明かすと「ゆくゆくは東京に合宿所を作り、蓮太朗だけでなくうちの選手を東京でも鍛えていきたい」と語った。
共同でプロモートしていく三迫ジム三迫貴志会長は「一瞬のパワーとスピードがあり華がある。出稽古の際はここで練習して、後楽園ホールのリングにも立ってもらいたい」とコメント。6月に予定されているデビュー戦はOPBF東洋太平洋ランカーもしくはWBOアジアパシフィックランカーを相手に調整中だという。
共同でプロモートしていく三迫ジム三迫貴志会長は「一瞬のパワーとスピードがあり華がある。出稽古の際はここで練習して、後楽園ホールのリングにも立ってもらいたい」とコメント。6月に予定されているデビュー戦はOPBF東洋太平洋ランカーもしくはWBOアジアパシフィックランカーを相手に調整中だという。
静岡と東京を行き来する
木村の相手を務めた佐川は「カウンターを合わせるのが上手くて3〜4発連続で強いパンチを打ってくる。テクニックがあり気持ちが強いのでプロ向きだと思う。自分にとっても良い刺激になる」と木村の実力を評価。
4月9日(木)に予定されていた同級1位の丸田陽七太(22=森岡)との防衛戦は新型コロナウィルス対策のため延期となった。「ここ2戦続けてサウスポーとの対戦でオーソドックス(丸田)との距離感を戻すのに苦労していたので試合が伸びて良かった。これからしっかりと仕上げていく」と必勝を誓った。
4月9日(木)に予定されていた同級1位の丸田陽七太(22=森岡)との防衛戦は新型コロナウィルス対策のため延期となった。「ここ2戦続けてサウスポーとの対戦でオーソドックス(丸田)との距離感を戻すのに苦労していたので試合が伸びて良かった。これからしっかりと仕上げていく」と必勝を誓った。