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日本ライト級タイトルマッチ、王者の吉野修一郎(28=三迫)対同級1位の富岡樹(22=REBOOT.IBA)の前日計量が12日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われた。5度目の防衛戦に臨む吉野と日本タイトル初挑戦の富岡は両者ともリミットちょうどの61.2kgでパスし、決戦に向けて火花を散らした。
試合は明日の13日に後楽園ホールで開催される「ダイヤモンドグローブ」のメインイベントにセットされている。
試合は明日の13日に後楽園ホールで開催される「ダイヤモンドグローブ」のメインイベントにセットされている。
相手の心を折る
OPBF王座とWBOアジアパシフィック王座も保持している吉野だが、今回は日本王座のみが賭けられる。「アジアナンバーワンだと思っているが、あらためて日本一を証明する試合」とこの試合のテーマを明かした吉野は「相手はリーチがあり、ボディバランスに長けた日本人にはあまりいないタイプ」と挑戦者のポテンシャルの高さを警戒。それでも「圧勝するのが理想だが、相手ありきのことなので勝つことが一番。KOは意識していないがパンチをコツコツと当てていけば倒れる」と必勝を誓った。
勝って日本王座を卒業する
今月1日に同門の小原佳太(33)が日本ウェルター級王座を獲得。会場で観戦し刺激を受けたという吉野は「三迫ジムには小原さんだけでなく、吉野もいることを知ってもらいたい。明日は三迫ジムにとっても負けられない試合」と日本記録となる5人の現役日本チャンピオンが所属する三迫ジムのベルトを守り抜く決意を示した。
吉野さんは過大評価されている
一方の富岡は「明日は欲しいもの(ベルト)が手に入る日で、今はクリスマス前の子どものような気持ち」と試合が待ち遠しい様子。かつて実戦練習で手を合わせた吉野に対し「良い選手なのは知っているが、僕の方がもっと良い選手。日本タイトルは世界へ行くための航空チケットみたいなもの」と自信たっぷりに言い放った。
ワクワクしている
今年1月末から2月初旬に元世界3階級制覇王者のホルヘ・リナレス(34=帝拳)とスパーリングした富岡は「スピードは思っていた以上に通用したと思う」と手応えを感じたようで「明日はこれまでとは違う富岡樹を見せる。主導権は自分にあるのでやりたいことをやるだけ」と気を吐いた。