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WBO(世界ボクシング機構)スーパーフライ級王者の井岡一翔(30=Reason大貴)が26日、都内のジムで報道陣に練習を公開した。大晦日に東京・大田区総合体育館で同級1位のジェイビエール・シントロン(24=プエルトリコ)を迎えて初防衛戦に臨む井岡は「こうして公開練習があると刻々と試合が近づいているのを感じる。大晦日は自分のボクシング人生の試合のルーティン」と静かに闘志を燃やした。
試合の模様は当日午後6時からTBSで全国生中継される。
試合の模様は当日午後6時からTBSで全国生中継される。
チャンピオンでいることは自分の中で大事なこと
大勢の報道陣に囲まれて会見に臨んだ井岡は「一年の最後を締めくくる日に、試合をさせてもらえるのは任務を背負うことだと思っている。試合を盛り上げていかないといけない」と今年で8回目となる大晦日のリングに気を引き締めていた。
左利きは苦手ではない
約6年7ヶ月ぶりのサウスポーとの対戦になるが「スパーリングでも最初から違和感を感じることなくできた。苦手意識はない」と問題なしを強調。米国ラスベガスではロンドン五輪、リオ五輪2大会連続金メダリストのロベイシ・ラミレス(26=キューバ)を中心に116ラウンドの実戦練習を消化したことを明かした。
自分から仕掛けていく
相手のシントロンはロンドン五輪、リオ五輪2大会連続出場し、プロでも12戦11勝(5KO)1無効試合と無敗をキープ。今年8月に江藤光喜(31=白井・具志堅)との挑戦者決定戦でダウンを奪う判定勝ちで挑戦権を手にした。指名挑戦者の印象を「足をすごく使ってカウンターを打ち込んでくるタイプ」と語ると、「当日どういう動きをしてくるか、向き合ってみないとわからないが、追いかけることになると思う」と試合展開を予想した。
軽めに動いた
「自分がイメージしているところにプラスアルファされている」と成長を実感している井岡は「ここを勝って王座統一戦や海外で名のある選手と戦っていきたい」とさらなる飛躍を誓った。
会見後に行われた練習は準備体操の後にシャドーボクシングを1ラウンド披露しただけで終了。じっくりと動きを確かめた。
会見後に行われた練習は準備体操の後にシャドーボクシングを1ラウンド披露しただけで終了。じっくりと動きを確かめた。
サラストレーナーも勝利を確信
井岡を担当するイスマエル・サラストレーナーは「シントロンはカウンターが上手いのでいろいろな角度からプレスをかけるように練習してきた」と勝利に太鼓判を押した。