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WBOアジアパシフィック・バンタム級王者のストロング小林佑樹(28=六島)が22日、大阪市内の住吉区民センターで開催された「You will be the champion 10」のメインイベントで同級10位のコ・キチャン(28=韓国)を迎え初防衛戦に臨んだ。「愚直に倒す」と意気込んだ小林は、出だしからボディを好打した。
地力の差をみせた小林
初防衛戦の小林は、序盤にダウンを奪う好スタートを切ったが、コの粘りにあい苦戦。しかし地力の違いをみせた小林が大差判定勝利を収めた。2ラウンド、右を決めた小林が幸先の良いダウンを奪ったが、挑戦者の粘りにあい苦戦を強いられた。9ラウンドにダウンを追加するもボディを打ち合った両者は最終ラウンドまで激闘を演じた。最大14ポイント差をつけ圧勝した小林は初防衛に成功した。
消耗戦に競り勝ったストロング小林佑樹(六島)
試合後、小林は「消耗戦になってしまいましたね。序盤にダウンを獲って、行けると思ったのですが」と試合を振り返った。「相手の選手の気持ちが強かったです。でも、倒したかった。良い経験になりました。次に繋がったのでまた練習頑張ります」と前を向いた。
六島ジム 枝川孝会長
枝川孝会長は「途中で右手が痛いと言い出して打てなかった。これだけ大勢のお客さんが来てくれているんやから倒さなあかんね」と笑顔で語った。
「寂しい」と話したコ・キチャン
一方、粘りをみせたコ・キチャンは、「寂しい結果になってしまった。自分が弱かっただけ」と肩を落とし会場を後にした。
採点表