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英国でのビッグマッチを控え、米国ロサンゼルスでキャンプ中のWBO(世界ボクシング機構)アジアパシフィック・ヘビー級王者の藤本京太郎(33=角海老宝石)から28日、便りが届いた。
ボクサー藤本の節目の戦い
12月21日(日本時間22日)に英国ロンドン・カッパーボックスで、WBC(世界ボクシング評議会)シルバー王座決定戦を兼ねたWBOインターナショナル王座に挑む藤本は、先週から3週間の予定で合宿を行い、1m96cmと長身の王者ダニエル・デュボア(22=英)対策として2m級の選手とスパーリングを重ねている。
2m級の選手とスパーを重ねる
WBO6位にランクされるアマチュア出身のデュボアは、17年にプロ転向後、13戦全勝(12KO)をマークする次世代のスター候補。若さと勢いに加え、懐の深さを活かしたテクニカルなボクシングも得意とし、アジア圏止まりの藤本にとっては未知の戦いを強いられることが予想される。
スピードと体格を活かし下から崩していきたい
それだけに今回の直前合宿の意義は大きく、藤本がいかに大型選手の距離とパワーに慣れ、その感覚を維持したままイギリスへと乗り込めるかが重要だ。「コンディションは気持ちを含めて上がっている。さらにマックスまで持って行きたい」と、ここまでの練習に手応えを感じる藤本は、「体力はもちろん、気持ちをしっかりと整え、試合に臨みたい」とコメントした。
同行する奥村健太トレーナーとのミット打ち
また、日本人で初めて辿り着いたヘビー級の大舞台に向け、「イギリスというボクシングの人気がある国で出来ることは光栄なこと。日本人として胸を張って戦い、そして勝ちたい」と決意を新たにした。