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米国・ラスベガスのMGMブランド・ガーデン・アリーナで、23日(日本時間24日)に開催されるWBC(世界ボクシング評議会)ヘビー級タイトルマッチ。その前日計量が22日に同会場で行われる中、アンダーカードのWBC世界バンタム級挑戦者決定戦で、WBC同級1位のルイス・ネリ(メキシコ)が再び体重オーバーの失態を犯した。
ネリが体重オーバーで試合は中止
最初に秤に乗ったのは、今年5月に世界同級統一王者の井上尚弥(大橋)に敗れて以来の試合となるWBC同級3位のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)。秤に乗るとバンタム級リミットの53.5kgでしっかりとパス。しかし、続くネリは53.9kgと400gオーバーの失態。もはや体重超過の常習犯と化したネリには、2時間の猶予が与えられるもこれを拒否。その後、ネリ陣営は金銭的なオファーで試合自体の成立を目指すも、ロドリゲス陣営は同意せず、WBC世界バンタム級挑戦者決定戦は中止となった。
WBAスーパーバンタム級戦でも体重超過
また、同じくアンダーカードで組まれているWBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチでも、さらなる体重超過があった。王者ブランドン・フィゲロア(米)は同級リミットの55.3kgで合格するも、WBA同級8位の挑戦者フリオ・セハ(メキシコ)は57.3kgと2kgも体重をオーバー。こちらの試合については主催者となるPBC(プレミアム・ボクシング・チャンピオンズ)の正式発表が待たれる。