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[引退会見]2019.11.20

田口良一「ボクシングに感謝している」

 元WBA(世界ボクシング協会)・IBF(国際ボクシング連盟)ライトフライ級王者の田口良一(32=ワタナベ)が20日、後楽園飯店で引退会見を開いた。多くの報道陣の前でマイクを握った田口は、 「ボクシングを通していろいろな人と知り合うことができた。強くなりたいとボクシングを始めて、世界チャンピオンになりたいという夢を強烈に持ち続けて、それに多くの人たちがついてきてくれた」と感謝の気持ちを言葉にした。
※生涯戦績33戦27勝(12KO)4敗2分
13年間の戦利品は3本のベルト。
 会見にはこれまで獲得したWBA、IBF、リング誌認定ベルトが並べられた。引退を決意したのは、ラストファイトとなった今年3月のWBO世界フライ級王者の田中恒成(畑中)から2ヶ月が経ってから。「以前のようにモチベーションを上げることができなくなったのと、ボクシングをやり切ったという思い。心技体揃っていないとリングに上がってはいけないと思う。心が欠けたのでグローブを置くことにしました」と引退の理由を説明した。
大満足のボクシング人生でした
 デビュー当時を振り返った田口は、「最初はスタミナがなさすぎて、A級に上がるのも難しいと思っていたが、世界戦を戦えるまでできたのは不思議な気持ち」。 「世界王者になりたいと思っていたが、7度も防衛して統一王者になるなんて夢にも思わなかった。出来すぎでした」と感無量の面持ちを見せた。
 ベストバウトを聞かれると、「どの試合も印象深くて決め切れない。ただ、強いて挙げるとしたら…、やっぱり全部の試合ですね」と田口らしいコメントで報道陣の笑いを誘った。
感謝と謙虚な気持ちを忘れず頑張りたい
 ゆくゆくは自分のボクシングジムをオープンしていきたいと目標を掲げた。以前は引退したら飲食店を経営したいと口にしていたが、「今までのボクシングの経験や知識を伝えられると思ったから」と方向転換の理由を説明。「しかし、将来的にジム経営が軌道に乗ったら飲食店もやってみたい」と夢は諦めていないようだ。
井上選手と戦えて良かった
 ジム入門から田口をサポートしてきた渡辺均会長は、「初めての6回戦の試合で腰が痛くて運動ができる状態でない中、勝つ姿を見て根性と集中力があり、これはモノになるなと思った」と振り返ると、「日本王者時代、1階級下のミニマム級で世界戦の話があったので返上したらどうかと言ったが、『井上選手(井上尚弥)とどうしても戦いたい』と言うので挑戦を受けた」と当時からあまりの強さに敬遠されていた"モンスター"と対戦に至った経緯を話した。
 井上との対戦で得たものとはという問いに田口は、「自分の持っているものすべてを出し切って負けた試合だが、あの試合があったからこそ世界チャンピオンになれたと思っている。あの試合を経て、『井上選手より強い選手はいないから大丈夫』と思えるようになり、リラックスできるようになった。逃げずに戦うことができて本当に良かった」と答えた。
たくさんの感動をありがとうございました。寂しくなります。
 世界戦のリングに10回上がった田口だが、実はそのうち9回は挑戦者カラーの青色のグローブを選択している。 「チャンピオンになっても青いグローブを使っていたのは、チャレンジャー精神を忘れないためか?」と聞かれると、「いえ、それは青色が好きだからです。生まれた時から好きでこれを超える色はないと思ったから」と返答。こちらが期待した答えにならず、またしても笑いが起こった。
 引退セレモニーは12月10日(火)に後楽園ホールで開催される「ガッツファイティング&DANGAN231」で行われる。

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