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真夏の8月24日(日本時間25日)、海外各地域で世界戦が数多く開催されている。アジアではフィリピン・マニラのサン・アンドレス・スポーツ・コンプレックスで、WBO(世界ボクシング機構)バンタム級暫定タイトルマッチ。暫定王者ジョンリル・カシメロ(フィリピン)vs同級10位セサール・ラミレス(メキシコ)戦が開催。
欧州のロシア・チェリャビンスクのトラクトル・スポーツ・パレスでは、注目の一戦となったWBO世界ライトヘビー級タイトルマッチ。王者セルゲイ・コバレフ(ロシア)vs同級1位アンソニー・ヤード(英国)戦が決行。
そして米国・テキサス州エディンバーグのバート・オグデン・アリーナでは、WBA(世界ボクシング協会)スーパーバンタム級暫定タイトルマッチ。王者ブランドン・フィゲロア(米国)vs同級7位ハビエル・チャコン(アルゼンチン)戦が行われ、各地で熱い戦いが繰り広げられた。
欧州のロシア・チェリャビンスクのトラクトル・スポーツ・パレスでは、注目の一戦となったWBO世界ライトヘビー級タイトルマッチ。王者セルゲイ・コバレフ(ロシア)vs同級1位アンソニー・ヤード(英国)戦が決行。
そして米国・テキサス州エディンバーグのバート・オグデン・アリーナでは、WBA(世界ボクシング協会)スーパーバンタム級暫定タイトルマッチ。王者ブランドン・フィゲロア(米国)vs同級7位ハビエル・チャコン(アルゼンチン)戦が行われ、各地で熱い戦いが繰り広げられた。
カシメロが4度のダウン奪いV2
暫定王座の初防衛戦となるカシメロは初回からボディを攻めると、長身のラミレスが長いリーチで距離をとる。3回にカシメロは左フックでダウンを先制、5回にも追加で倒す攻勢ぶり。しかし6回にはラミレスも連打で、打ち疲れのみえるカシメロを攻め立てる。だが続く7回にまたもカシメロがダウンを奪う。そうして迎えた10回、カシメロがスイッチをしながら左アッパー、右ストレートを痛打し4度目のダウンを奪うと、レフェリーが試合をストップ。カシメロが10回2分23秒TKO勝利で暫定王座V1に成功した。正規王者ゾラ二・テテ(南アフリカ)と、90日以内の対戦が義務付けられているカシメロの戦績は32戦28勝(19KO)4敗、粘るも敗れたメンデスは22戦18勝(11KO)4敗とした。
コバレフがKOでとどめを刺す
全勝で世界初挑戦に臨むヤードが攻め込むのに対し、母国ロシアでのV1戦となったコバレフはジャブからアウトボクシングを展開、序盤の戦いを制する。ヤードは7回に反撃、ボディショットを決めて攻勢を取ると、8回にも連打でパンチを効かせコバレフを追い込んだ。しかし、9回にコバレフはリングを動き立て直すと、10回にも攻め込み試合の流れを取り戻す。そして11回、追いつめるコバレフの左ジャブがカウンターで直撃すると、ヤードは背中から倒れ込み、カウントアウト。コバレフが11回2分4秒KO勝利でV1。今後、ミドル級統一王者サウル"カネロ"アルバレス(メキシコ)との対戦がクローズアップされるコバレフの戦績は38戦34勝(29KO)3敗(2KO)1分。初黒星を喫したヤードは19戦18勝(17KO)1敗となった。
フィゲロアが猛攻の初防衛戦
フィゲロアは地元テキサス州ウェスラコに近いエディンバーグで迎えた初防衛戦を初回からスパーク。サウスポーにスイッチして挑戦者チャコンをロープに追い込み連打を打ち込んだ。続く2回、3回もフィゲロアがボディを中心に攻め立てる。そうして迎えた4回、フィゲロアがサウスポースタイルで右ボディから右フックにつなぎテンプルに命中、さらに畳み込み右アッパーでダウンを奪った。立ち上がろうとしたチャコンだがカウントエイトで再び倒れ込み試合終了。フィゲロアが4回2分TKO勝利の猛攻で暫定王座の初防衛に成功した。22歳の伸び盛りの王者フィゲロアの戦績は20戦全勝(15KO)、3度目の世界挑戦も敗れたチャコンは34戦28勝(9KO)5敗1分とした。