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最高気温34℃と発表された東京・水道橋の後楽園ホールでは「東日本新人王準々決勝」が開催され、全10試合でし烈な争いが繰り広げられた。第4試合のバンタム級4回戦では、昨年の東日本新人王準優勝のビバリー塚田(30=ワタナベ)と4戦全勝(4KO)の竹田梓(22=高崎)が対戦した。
竹田が5連続KO勝ち
ガードを固め距離を詰めるサウスポー塚田に対し、竹田は強烈な左ボディ、右ストレートで対抗。ペースを握るとラウンド終盤に左アッパーで打ち抜き先制のダウンを奪った。2回、竹田は左ボディで塚田の体力を削り、またしても左アッパーを決め2度目のダウンを演出。レフェリーはノーカウントで試合を止めた。
竹田梓(高崎)
またしても強打を爆発させた竹田は、「相手はガツガツと前に出てくるので、バッティングに気を付けて迎え撃つことを心掛けた。最後に決めた左アッパーは当たると思っていたが、狙い過ぎないようにした」とコメント。「サウスポーのスパーリングパートナーが少なくて困ったが、小松さん(小松進一)トレーナーとのミット打ちのおかげで勝つことができた」と感謝の気持ちを言葉にした。
左:小笠原の左ボディがヒット
第5試合のバンタム級4回戦では藍原伸太(26=帝拳)と小笠原梢太(24=REBOOT)が激突。初回は藍原がボディに的を絞り先制攻撃を仕掛けたが、2回になると小笠原がプレスをかけて反撃。左フックが火を噴き、藍原をキャンバスに沈めた。
小笠原梢太(REBOOT)
準決勝に進出した小笠原は、「初回は様子を見すぎて動きが固かった。左フックで倒せたのは良かったが、一発に頼りすぎてしまった」と快勝にも反省の弁。次戦で当たる竹田とは以前、出稽古でジムに来た際に、「お互いに勝ち上がって戦おう」と対戦を誓った仲だと言う。小笠原は、「判定までいかないでしょう。面白い試合になると思う」とKO決着を予告した。
竹原毅(協栄)
第6試合のスーパーバンタム級4回戦では、秋間瑞輝(27=宮田)と竹原毅(24=協栄)が拳を交えた。序盤は秋間の手数に手を焼いたサウスポーの竹原だったが、2回以降はフィジカルの強さを活かしポイントを加点。相手のパンチをボディワークで外し連打を浴びせ判定勝ちした。
デビューから4連勝の竹原は、「立ち上がりは悪かったが、練習してきたことを少しは出せたと思う」と冷静に試合を振り返った。
法政大学ボクシング部出身の竹原は、2階級制覇王者の亀田和毅(28)のスパーリングパートナーを務めた縁でジムに入門。昨年の新人王戦は初戦で棄権したため、今年が2度目の出場となる。竹原は、「パンチを外せたが単発になってしまったので次は修正していきたい」と抱負を口にした。
デビューから4連勝の竹原は、「立ち上がりは悪かったが、練習してきたことを少しは出せたと思う」と冷静に試合を振り返った。
法政大学ボクシング部出身の竹原は、2階級制覇王者の亀田和毅(28)のスパーリングパートナーを務めた縁でジムに入門。昨年の新人王戦は初戦で棄権したため、今年が2度目の出場となる。竹原は、「パンチを外せたが単発になってしまったので次は修正していきたい」と抱負を口にした。