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[試合後談話]2019.7.29

東日本新人王戦で好試合が連発

 関東甲信地方で梅雨明け宣言が出された29日(月)、後楽園ホールでは「東日本新人王準々決勝」が開催され、9月26(木)〜27日(金)に行われる準決勝戦を目指して全8試合で熱戦が繰り広げられた。
酒井が勝利
 バンタム級4回戦では酒井大成(23=角海老宝石)と小川将太(21=UNITED)が対戦。小川が左ボディで攻め立てるが、酒井右フックから左ボディで対抗。両者とも押し負けず激しいパンチを交換となるが、酒井がショート連打で上回った。4回、小川は右アッパーで反撃するが、酒井は手数で押し込むと連打で優勢をアピールした。
勝てたのは皆さんのおかげ
 激戦を勝ち抜いた酒井は、「相手はフルスイングで来ると思ったので、ボディから崩していく作戦だった。奥村さん(奥村健太トレーナー)と田部井さん(田部井要トレーナー)、スパーリングに付き合ってくれた先輩のおかげで勝つことができました」と声を弾ませた。酒井は4戦目までは勝ち星がなかったが、これで3連勝。敗戦が続いた時に引退を考えたが、「会長にまだ辞めるなと励ましてもらい思い直しました」。
 頂点を目指す酒井は、「次はパンチをもらわず、その上でお客さんを沸かせたい」と拳を握り締めた。
右:碇がTKO勝ちした
 スーパーフライ級4回戦では碇瑠偉(19=厚木ワタナベ)と久保春平(22=宮田)が拳を交えた。初回、久保の左右フックを浴びて膝を揺らした碇だったが、ジャブで突き放すと2回にはワンツー、右アッパーで顔を弾いた。3回、久保は回転のある連打で攻勢。守勢を強いられた碇は4回、右フックでグラつかせるとパンチをまとめてストップ勝ちした。
ジム初の新人王を目指す!
 昨年11月の東日本新人王決勝戦以来の試合を勝利した碇は、「トレーナーに良いパンチが入ったら軽い連打を出すよう指示が出たので、最後は5〜6割の力で打った」と試合を振り返ると、「KO勝ちはお客さんの盛り上がりが違いますね!」と8戦目での初のKO勝利に頬を緩めた。
 新人王への思いが強く、今年もエントリーした碇は、「今年こそは絶対に獲ります」と言葉に力を込めた。

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