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WBO(世界ボクシング機構)スーパーフライ級1位のアストン・パリクテ(27=比)が16日、都内のジムで報道陣に練習を公開した。19日(水)に千葉・幕張メッセイベントホールで同級2位の井岡一翔(30=Reason大貴)と王座決定戦に臨むパリクテは、「100%のコンディションでエキサイティングな気持ち。リングに上がるのがとても楽しみだ」と意気込みを口にした。
当日午後9時よりTBSで生中継、動画配信サービス「Paravi」でライブ配信される。
当日午後9時よりTBSで生中継、動画配信サービス「Paravi」でライブ配信される。
スパーリングは100ラウンドを消化
173pの長身から繰り出される強打が武器のパリクテは、「身長の高さを活かした戦いを見せたい。KOにこだわらずどんな形になっても勝つ。パンチ力は自分の方が上だ」と静かな口調の中にも勝利に自信をうかがわせた。
井岡と対戦したかった
長身であるがゆえに減量苦が心配されるが、現在は116パウンド(約52.6kg)、リミットまで残り500gだと明かすと、「適度な状態で落としている」と問題なしを強調した。
4ラウンドのミット打ち
元WBC世界ライトフライ級王者のロデル・マヨールトレーナーとのミット打ちでは、力強いジャブを軸に左右のショートアッパーを披露。2ラウンド目に入るとTシャツを脱ぎ、ギアを上げてジャブからワンツーを繰り出し破壊力のあるパンチを叩きこんだ。ミット打ちの合間には時折笑みを浮かべ、余裕を見せた。
井岡のディフェンスを崩す
続いて行われた2ラウンドのサンドバッグ打ちでは、強烈な右のオーバーハンドを叩きつけ、メニューを消化した。前王者のドニー・ニエテス(比)と引き分けたパリクテは、予想通りの実力者ぶりを見せた。