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[試合後談話]2019.5.26

復活を目指す加納陸がWBCユース王座戦に出陣

 日本ライトフライ級4位の加納陸(21=大成)が26日(日)に大阪市立大学第二体育館でメクティソン・マルガンティ(24=インドネシア)と対戦。空位のWBC世界ユース・ライトフライ級王座を争った。試合は若きサウスポー加納が、スピードを活かした攻撃でマルガンティを翻弄した。
加納がワンサイド勝ち
 スピードとテクニックで上回った加納は序盤から主導権を握ると、ノーモーションの左を決めて顔を弾いた。マルガンティはパンチを浴びながらも懸命に右フックを返すが、攻撃が単調で加納に見切られてしまう。その後はKO決着に期待が膨らんだが、マルガンティの粘りに手を焼きラウンドを重ねた。しかし、加納はペースを落とすことなく着実にダメージを与えると、マルガンティ陣営からタオルが投げ込まれた。
勝ったことで次につながった
 完勝でWBC世界ユース王座に就いた加納だが、「勝つのは大前提だったのですが、内容が全然ダメで納得はできてないです。いきなりの左ストレートを当てても、そこからの展開ができていなかったり…」と安堵の表情を浮かべながらも反省しきりだった。
加納はグッドボクサーだった
 一方、セコンドのタオル投入に納得がいかないマルガンティは、「まだ試合はできたし続けたかったが、セコンドが止めた」と不満を爆発させた。
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