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注目された今週末5月11日(日本時間12日)の米国2ヶ所での3大世界戦。バージニア州フェアファックスのイーグルバンク・アリーナでは、WBA(世界ボクシング協会)&IBF(国際ボクシング連盟)スーパーウェルター級王者ジャレット・ハード(米国)vsIBF1位WBA4位ジュリアン・ウィリアムス(米国)の2冠戦が開催。
そして、アリゾナ州トゥクサンのコンベンションセンターでは、WBC(世界ボクシング評議会)スーパーフェザー級タイトルマッチ、王者ミゲール・ベルチェル(メキシコ)vs元WBC同級世界王者でWBC1位のフランシスコ・バルガス(メキシコ)の再戦。WBO(世界ボクシング機構)スーパーバンタム級タイトルマッチ、王者エマニュエル・ナバレッテ(メキシコ)vs前WBO同級王者アイザック・ドグボエ(ガーナ)のダイレクト・リマッチが決行された。
そして、アリゾナ州トゥクサンのコンベンションセンターでは、WBC(世界ボクシング評議会)スーパーフェザー級タイトルマッチ、王者ミゲール・ベルチェル(メキシコ)vs元WBC同級世界王者でWBC1位のフランシスコ・バルガス(メキシコ)の再戦。WBO(世界ボクシング機構)スーパーバンタム級タイトルマッチ、王者エマニュエル・ナバレッテ(メキシコ)vs前WBO同級王者アイザック・ドグボエ(ガーナ)のダイレクト・リマッチが決行された。
ウィリアムスが新チャンピオン
序盤に先制のダウンを奪ったのは挑戦者ウィリアムスだった。2回にロープ際で連打からの左フックが、王者ハードのテンプルに決まり尻餅を着かせ、その後もペースを握った。しかし、中盤にはハードもワンツーで押し返し反撃に出る。近距離で効果的な攻撃をみせるウィリアムスは終盤もコンスタントにパンチを当て、最終回には決死の追い上げをみせるハードにアッパーを打ち込みグラつかせ終了のゴング。激戦となるも3-0(116-111、115-112×2)の判定勝利でウィリアムスが2度目の挑戦で世界初栄冠となった。WBAスーパー、IBFの2冠を獲得したウィリアムスの戦績は30戦27勝(16KO)1敗1分1無効試合。初黒星となったハードは24戦23勝(16KO)1敗とした。
左:ベルチェルが返り討ち
因縁のメキシカン対決は初回、フットワークと軽い連打のベルチェルに圧力をかけていくバルガス。打ち分けの上手いベルチェルは強弱をつけて上下に打ち分けをみせ、中盤に少しずつバルガスにダメージを与えていった。ベルチェルが左フックで顔面、ボディへとコンビネーションを放ちペースを掴んで6回が終了すると、バルガス陣営から棄権の申し出があり試合終了。ベルチェルが6回終了時TKO勝利で5度目の防衛に成功した。
試合後のインタビューで王座統一戦を望み、伊藤雅雪(伴流)vsジャメル・ヘリング(米国)の勝者との対戦を呼びかけたベルチェルの戦績は37戦36勝(32KO)1敗。約2年4ヶ月ぶりの再戦で雪辱ならなかったバルガスは29戦25勝(18KO)2敗2分となった。
試合後のインタビューで王座統一戦を望み、伊藤雅雪(伴流)vsジャメル・ヘリング(米国)の勝者との対戦を呼びかけたベルチェルの戦績は37戦36勝(32KO)1敗。約2年4ヶ月ぶりの再戦で雪辱ならなかったバルガスは29戦25勝(18KO)2敗2分となった。
右:ナバレッテが最終回TKO勝利
序盤はリベンジに燃えるドグボエがプレッシャーをかける。ラバレッテはフットワークで避けてはフック、アッパーを打ち込んだ。一進一退の攻防をみせるも6回、ナバレッテが連打でドグボエをロープに詰めるとレフェリーはダウンを宣告。その後も攻め込むドグボエに対し、柔軟な動きでかわしてはパンチを当てるナバレッテという構図で迎えた。最終回、半分を経過したところで連打を受けたドグボエが崩れ落ちると、再開に応じるもセコンドの父、ポール・ドグボエ・トレーナーがタオルを投入して試合終了。ナバレッテが12回2分2秒TKO勝利で初防衛に成功した。見事なボクシングで返り討ちをしたナバレッテの戦績は28戦27勝(23KO)1敗、最後まで戦う姿勢を示すも2連敗となったドグボエは22戦20勝(14KO)2敗。