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フェリックス・シュトルム(ドイツ)が当時保持していたWBA世界ミドル級王座に挑んだことのある佐藤幸治(38)が、五輪を再び意識し、古巣の日本大学や東京近郊で親交のあるジムで練習を再開している。プロでは2011年12月の日本&東洋太平洋ミドル級王座統一戦で淵上誠(八王子中屋)に2敗目を喫したのがラストファイトだった。
休職して五輪を目指す佐藤
佐藤は2000年シドニー五輪と2004年アテネ五輪で2度予選に出場したがいずれも敗退。しかしフィリピンのプエルト・プリンセサで行われたアテネ五輪の1次予選だけは「納得のいかない負け方」だったとして、その未練をプロにぶつけたと振り返る。
2003年の世界選手権出場時
それ以前のアマ時代は全日本選手権無敗を誇り、西武台千葉高校、日本大学、自衛隊体育学校に所属する過程で、全国大会の12度優勝した。
復帰して感じた肉体面での過去との違いについて、佐藤は「長距離を走ろうとしたら、いきなり膝を痛める前途多難。でも、少しずつ復調していきたい」とコメント。精神的な違いについては「年下の意見も聞けるようになった。山中(慎介)に左ストレートの打ち方を聞いたら、左の人差し指を相手のアゴに当てる練習をグローブが擦りきれるまでピンポイントでこだわってやっていた。強い選手は“練習方法も一流だ”と確認した」と話した。
復帰して感じた肉体面での過去との違いについて、佐藤は「長距離を走ろうとしたら、いきなり膝を痛める前途多難。でも、少しずつ復調していきたい」とコメント。精神的な違いについては「年下の意見も聞けるようになった。山中(慎介)に左ストレートの打ち方を聞いたら、左の人差し指を相手のアゴに当てる練習をグローブが擦りきれるまでピンポイントでこだわってやっていた。強い選手は“練習方法も一流だ”と確認した」と話した。