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[海外前日計量]2019.4.27

前日計量:WBSS準決勝ドネア、プログレイス

 米国の2都市で27日(日本時間28日)に開催される世界戦の前日計量が、26日に各地で行われた。ルイジアナ州ラファイエットではWBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)バンタム級・スーパーライト級の準決勝。WBA(世界ボクシング協会)バンタム級スーパー&WBC(世界ボクシング評議会)同級ダイヤモンド王者ノニト・ドネア(フィリピン)に、急遽代役で挑戦となったWBA同級5位のステファン・ヤング(米国)が登場。メインを務めるWBC世界スーパーライト級ダイヤモンド王者レジス・プログレイス(米国)は、WBA同級王者キリル・レリク(ベラルーシ)との統一戦。
 またラスベガスのチェルシー・シアターでは元世界王者対決となるWBA世界ライト級正規王座決定戦の前日計量が挙行。元IBF(国際ボクシング連盟)同級王者でWBA3位のロバート・イースターJrと、元2階級制覇王者でWBA2位のランセス・バルテレミー(キューバ)が姿を現した。
WBSSバンタム級準決勝 ドネアvsヤング
 これが2戦連続のバンタム級での世界戦となるドネアは同級リミットの53.5kgを200g少ない53.3kgでパス。WBO(世界ボクシング機構)同級王者ゾラ二・テテ(南アフリカ)の代役として急遽、準決勝兼世界挑戦が決まったヤングは300gアンダーの53.2kgで合格した。難敵テテの離脱によりドネアの決勝進出がより現実を帯びていることで、優勝候補筆頭に挙げられるWBA王者の井上尚弥(大橋)との夢の対決となるか、日本のボクシングファンの注目が集まる。
WBSSスーパーライト級準決勝 プログレイスvsレリク
 スーパーライト級リミットとなる63.5kgをWBCダイヤモンド王者プログレイス、WBA王者レリクともに100g少ない63.4kgで合格した。WBSSトーナメントを連戦で地元開催のメインを務めることになったプログレイス、昨年10月の横浜アリーナで初防衛を飾ったレリクと両王者ともにV2戦として王座統一、決勝進出に挑む。
WBA世界ライト級王座決定戦 イースターvsバルテレミー
 元世界王者同士によるWBA世界ライト級王座決定戦は、同級リミットとなる61.2kgをイースターは700g軽い60.5kgでパス。対するバルテレミーはリミットの61.2kgを測定した。イースターは昨年7月にミゲール・ガルシア(米国)と王座統一戦に挑むも判定で敗れた。その再起戦で早くも世界挑戦のチャンスが巡って来た。対する元IBFスーパーフェザー級、ライト級王者のバルテレミーは昨年3月にWBA世界スーパーライト級王座決定戦でキリル・レリク(ベラルーシ)に敗れるも、同年12月に再起戦を3回TKO勝利し、世界王座決定戦に舞い戻って来た。

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