試合日程 | 試合結果 | 動画ニュース | ランキング | 選手検索 |
元WBOミニマム級王者の福原辰弥(29=本田F)が25日、熊本市内のホテルで世界戦発表会見を行った。試合は5月31日(金)、タイ王国チョンブリ県で、ワンヘン・カイヤンハーダオジム(タイ)の持つWBC世界ミニマム級王座にアタックする事が正式に発表された。
本田憲哉会長
会見で本田フィットネスジム本田憲哉会長は「近々の告知となったが、ワンヘンサイドの二転三転した試合のキャンセルがあった、度重なる試合の消滅にモチベーションを保つのが大変だったろう」と福原を労い、「必ずベルトを持ち帰ってビックニュースを熊本に届けたい」と決意を語った。
リベンジのチャンス
続いて福原は「世界戦のチャンスは中々回って来ないなか、今回のチャンスを無駄にせずぶっ倒してベルトを持って帰りたい」と強い気持ちを口にした。前回拳を交えた感想としては「ワンヘンは負けない試合をする選手。強引に攻めた所でノーモーションの右をもらった」と反省の弁が口をついた。しかし「試合に負けてからは、絶対にベルトを取りたい気持ちが強まった。延期が続いた時はモチベーションが落ちたが、会長からもう少しで決まるぞ、と激励され集中を途切らせずに練習に励んだ」と、師弟の絆が今回の試合を実現させた。
師弟の絆でベルト奪取を誓う
タイでの試合については「日本と応援の仕方や声援が全く違う。アウェーを感じた」と話しつつ、「今回は気温も高いし、野外ステージになるが、スタミナ面の強化もしっかりできた。タイでの奪還はモチベーションになる。不利な状況の方が燃える。強いチャンピオンに勝ってこそだと思う」とベルト奪取へ強い意思を示した。
試合ポスター
世界5階級制覇王者のフロイド・メイウェザー・ジュニア(米)の連勝記録を抜いて、52戦無敗のワンヘン・カイヤンハーダオジム。リベンチマッチとなった福原は、高く築かれたタイの牙城をいかに崩すか、ベルト奪取に期待がかかる。