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勝てば世界への道が拓ける王者同士によるアトム級アジア頂上対決。OPBF東洋太平洋女子王者の松田恵里(24=TEAM10COUNT)と日本女子王者の鈴木菜々江(26=シュウ)による統一戦の前日計量が12日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、両者ともにリミットを200g下回るの46.0Kgを一発でクリアした。試合は明日13日、後楽園ホールで開催される女子イベント「VICTORIVA.4」のメインで行われる。
気持ちでも負けることはない
昨年12月に慶美奈代(真正)との決定戦を制し、男女最速となる2戦目でベルトを巻いた松田は、リラックスした様子でプロ3戦目の計量を終えた。明日の展開は鈴木が距離を詰め、松田が足を使うとイメージした上で、「キャリアのある相手ですが、自分のボクシングで勝ちきりたい。どんな展開でも自分のフィールドに持ち込めるように練習をしてきた。チャンスがあれば倒しに行く」と強気に話し、「皆に世界を認められるてもらうようしっかりとした内容で勝つ」とその先を見据えた。
多くの協力を得たので力を発揮するだけ
一方、昨年3月に葉月さな(YuKO)との再戦を制し日本王座を獲得した鈴木は、8月には荒瀬あかり(ヨシヤマ)を、11月には青木沙耶香(EBISU)を接戦で下し2度の防衛に成功。シックな装いで会場入りすると、アマチュア実績が豊富な技巧派サウスポーの松田を十分に警戒しつつ、「今まで以上に頑張ってきたので準備は万全。たくさんの人の時間を頂いたので、お礼ができるよう内容のある試合にしたい。明日を世界への通過点にする」と闘志を燃やした。