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[アジア選手権]2019.2.16

IOC制裁の波紋?代表決定戦が中止

 日本ボクシング連盟は15日、来月上旬に東京・板橋区の東洋大学キャンパス内で行う予定だったアジア選手権バンコク大会(4月)の代表決定戦の中止を発表した。この決定戦は、男子の階級区分が変更される予定のため、それに適応した日本代表を選考する目的で計画されたが、最新の情報から、現時点では必要ないと判断されたため、中止が決まった。この代表決定戦には元プロWBA、WBC、IBF、WBO世界ミニマム級王座である高山勝成(35=名古屋産業大学)の出場も決まっていた。
49kgの重岡も出場できることになった
 2020年東京五輪に向けて、AIBA(国際ボクシング協会)が男子の階級区分をこれまでの49kg、52kg、56kg、60kg、64kg、69kg、75kg、81kg、91kg、91kg超から、52kg、57kg、63kg、69kg、75kg、81kg、91kg、91kg超に変更するのを「発表したこと」を受け、アジア選手権の実施階級もそれに準ずると想定していたが、最新の通知で、以前の階級区分のままであることが確認された。そのため、その出場選手も、昨年度の全日本選手権の結果をそのまま参考にすればいいことになったのが中止の理由だという。AIBAがこうしたルール改定を不完全にしている要因は、IOC(国際五輪委員会)から宣言された「関係凍結」の影響となっている。

 昨年度の全日本選手権・優勝者は、ライトフライ級(49kg):重岡優大(拓殖大)、フライ級(52kg):柏崎刀翔(福井南特別支援学校教員)、バンタム級(56kg):村田昴(日本大)、ライト級(60kg):森坂嵐(東京農業大)、ライトウェルター級(64kg):成松大介(自衛隊体育学校)、ウェルター級(69kg):岡澤セオン(鹿児島県体育協会)、ミドル級(75kg):森脇唯人(法政大)、ライトヘビー級(81kg):栗田琢郎(日本大)。

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