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[試合後会見]2019.1.19

6年8ヶ月ぶりの再戦は衝撃KO決着!

 WBC(世界ボクシング評議会)スーパーバンタム級4位の和氣慎吾(31=FLARE山上)が19日、後楽園ホールで開催された「ダイナミックグローブ」のメインイベント、スーパーバンタム級10回戦に出場。元日本ランカーの中嶋孝文(34=竹原&畑山)と拳を交えた。2012年5月以来(中嶋の判定勝ち)のリターンマッチに観客の視線が注がれた。
和氣が6連続KO勝ち
 初回は中嶋が相手の左を外し右ストレートで仕掛けたが、2回になると和氣が左アッパーをヒットし後退させた。和氣はボディワークとステップバックで捌きペースを握るが決定機を作れず。しかし、6回にカウンターの左アッパーを決めて痛烈なダウンを演出。なんとか立ち上がった中嶋だったが、連打から左ストレートを浴びでキャンバスに沈んだ。
中嶋選手に感謝したい
 雪辱を果たし、世界へ強烈なアピールをした和氣は、「欲を言えばもっと早く倒したかったが、相手の距離がやりにくかった。ダウンを奪ったパンチは手応えがなかったが、ここで倒さないとブーイングがくると思って仕留めにいった。今日は勝ち方を問われていたのでKOで勝つことができてうれしい」と白い歯を見せた。
 同じ日に米国・ニューヨークで開催されたIBF(国際ボクシング連盟)スーパーバンタム級タイトルマッチ、TJドヘニー(アイルランド)対高橋竜平(横浜光)戦は試合に集中していたため忘れていたというが、LINEで結果を知った。2度目の世界戦に期待がかかる和氣は、「自信をもって世界を口にしていきたい」とベルト獲りを宣言した。
赤井祥彦FLARE山上ジム代表
 会見に同席した赤井祥彦代表は、「IBF王者とWBA王者の統一戦が計画されているようだが、動向を見ていきたい。次の試合で世界戦が叶わないのなら、名前のある強い相手と戦ってさらに世界をアピールしていきたい」と青写真を描いた。
今後のことはゆっくり考えたい
 一方、3連敗となった中嶋は、「相手の左はもらわないように意識したが、ドンピシャのタイミングでもらってしまった。もう少しプレスをかけていけば違った展開になったかもしれない。打ちにいったところでもらったパンチなので後悔はない」と肩を落とした。
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