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WBO(世界ボクシング機構)スーパーライト級2位の岡田博喜(29=角海老宝石)が19日に都内のジムで会見を開き、米国第2戦を正式発表した。試合は2月10日(日本時間11日)、昨年9月の米国デビュー戦と同じカリフォルニア州フレズノのセーブマートアリーナで行われ、スーパーライト級10回戦で元WBO世界ライト級王者のレイムンド・ベルトラン(37=メキシコ)と対戦する。
ベルトランはペドロサ戦からの再起戦
46戦35勝(21KO)9敗(2KO)1分1無効試合のベルトランは、昨年8月にホセ・ペドロサ(プエルトリコ)に判定負けでWBO王座を失い今回が再起戦となる。対し、これまでスーパーライト級で日本、WBOアジアパシフィックのベルトを巻いた19戦全勝(13KO)の岡田は、節目の20戦目を米国で迎えることになった。
地域タイトルが懸けられる可能性もあり
ESPNで全米中継されるこのイベントは、WBC(世界ボクシング評議会)スーパーライト級王者のホセ・カルロス・ラミレス(米)がホセ・ゼペダ(米)を迎えてのV2戦をメインに、岡田の試合がセミファイナルに抜擢。さらに米地域タイトルかWBCコンチネンタルが懸けられる話もあり、勝てば次は世界戦の可能性があるとアナウンスされた。
無効試合となった粟生戦
会見で米国デビュー戦はイメージ不足だったと話した岡田は、今回はパートナーを呼んでの対策に抜かりはないとし、ここでその相方を紹介。ベルトランに扮したチームメイトの小國以載が登場し、「オカダ、グッドボクサーネ」と小ネタを披露した。
寸劇を仕切り直し、あらためて元世界王者について問われた岡田は、4年前に日本で元2階級制覇王者の粟生隆寛(帝拳)とWBO世界ライト級王座決定戦を戦った時の印象が強いと話した。この試合は計量で体重超過したベルトランが2回TKO勝ちを収めたが、後にベルトランの薬物使用が発覚し、無効試合となった。
寸劇を仕切り直し、あらためて元世界王者について問われた岡田は、4年前に日本で元2階級制覇王者の粟生隆寛(帝拳)とWBO世界ライト級王座決定戦を戦った時の印象が強いと話した。この試合は計量で体重超過したベルトランが2回TKO勝ちを収めたが、後にベルトランの薬物使用が発覚し、無効試合となった。
偽ベルトランでイメージ対策は万全!
「打たれ強くゴリゴリと攻めてくるので、こちらは距離を取って足を使う展開になると思う。フィジカル勝負に付き合わず、スピードと距離を意識し、前半からポイントを取りに行く」とイメージした岡田は、「今年38歳になるベルトランもラストチャンスだと思うが、まだまだ人気がある選手なので、ここで自分が勝てば向こうの人も認めれてくれるはず。世界で通用するか試される一戦」とその先の世界を見据えた。
チームメイトのサポートを受け世界に辿りつく
11月から一ケ月間の米国合宿を行い、フィジカルの成長を実感した岡田は、昨年からベルトラン対策もスタート。日本ユース・ウェルター級王者のクドゥラ金子(本多)、元日本スーパーライト級王者の麻生興一(三迫)といったファイターと今月末まで実戦練習を重ねる。2月1日に日本を発ち、現地で最終調整を行う岡田は最後に、2戦目の今回はファイトマネーが倍になったと明かし、「勝って世界戦が決まればトップランク社がたくさん(お金を)用意すると話している。これこそが待ち望んでいたことだし、どんな形でもいいから勝って夢を叶えたい」と拳を硬く握った。