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WBA世界ウェルター級タイトルマッチ、王者マニー・パッキャオ(比)と挑戦者エイドリアン・ブローナー(米)の最終記者会見が16日、メディア関係者数百人を集め、試合地の米国ラスベガス、MGMグランド・デビッドカッパーフィールドシアターで行われた。フェイスオフ以外で目を合わせることはなかった二人は、19日(日本時間20日)の試合に向け意気込みを語った。この試合の模様は20日午後0時からWOWOWで生中継される。
パッキャオは40歳になって最初の試合
昨年7月にルーカス・マティセ(アルゼンチン)を7回TKOで破り、1年ぶりに世界王座に返り咲いたパッキャオが登壇すると、熱狂的な関係者から熱い声援が飛んだ。40歳になったパッキャオはコンディションに問題はなさそうで、「チャンスがあればKOしたい。僕たちはリングの外では友達になれる」とコメントした。
憮然とした表情の挑戦者
対し、世界4階級制覇の挑戦者も落ち着いた様子で「キャンプは成功、うまく調整できた」と語ったが、パッキャオとの扱いの差に気分を悪くしたのか、アナリストの質問にも答えず放送禁止用語を連発。ブローナー節も健在で、「なぜ俺のことをみんな尊敬しないのか。メイウェザーの時はこんな扱いではなかった。この試合に勝てば皆が俺をリスペクトすることになるだろう」と語った。
会見中は終始目を合わせず
また、5階級制覇王者フロイド・メイウェザーJr(米)の父でトレーナーのメイウェザー・シニア氏が会場に姿を見せ、「パッキャオが勝つだろう」と予想。メイウェザーとの再戦については「可能性はある。対戦することになれば、今度は肩の負傷の言い訳なんてできないくらいにぶちのめす」とコメントを残した。