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大晦日に中華人民共和国・マカオで井岡一翔(日本)とWBO世界スーパーフライ級王座決定戦を争う同級1位のドニー・ニエテス(比)、IBF世界フライ級15位の坂本真宏(六島)の挑戦を受ける王者モルティ・ムザラネ(南アフリカ)、そして前IBF世界ミニマム級王者の京口紘人(ワタナベ)を迎え初防衛戦に臨むWBA世界ライトフライ級王者のヘッキー・ブドラー(南アフリカ)が28日、マカオ市内で報道陣に練習を公開した。
4階級制覇を目指すニエテス
井岡と同じ3階級制覇王者のニエテスは、シャドーなどで汗を流し、「調整は順調。井岡は良い選手だが、私もしっかりと準備をしてきた」と自信を示した。
ムザラネは手の内見せず
また、ブドラーとムザラネはロープなどの軽めの調整で手の内を見せなかったが、坂本を送り出す六島ジムの枝川孝会長は、13連勝(9KO)と圧倒的な強さを誇るムザラネを「リーチがあって、中長距離は危険。ベテランだけに落ち着いているし、以前に見た時よりも強そうに見えた」と警戒。その上で「パワーなら坂本の方があるんじゃないかな」と予想し、「ガンガン前に行ってぶちのめすしかない」と、坂本に押し切るボクシングを要求した。