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日本女子ミニマム級王座決定戦が31日に後楽園ホールで開催された「DANGAN」のメインイベントで行われ、同級1位の日向野知恵(34=スパイダー根本)と同級2位の成田佑美(29=姫路木下)が空位のベルトを争った。試合は成田が距離を作りながら右ストレートをヒットし好スタートを切った。
新チャンピオン誕生ならず
成田がジャブから組み立てると右ストレートを決めて日向野の出鼻を挫いた。流れを変えたい日向野は3回にプレスをかけて打撃戦に持ち込むと成田もこれに応戦。中盤は激しいパンチの交換となり一進一退の攻防に。終盤は日向野が手数を増やして反撃すると、成田も押し負けず試合終了のゴングを聞いた。ジャッジに委ねられた採点は三者三様の引き分けとなり、王座は空位のままとなった。
もっと細かくパンチを当てたかった
4度目の王座挑戦も実らなかった日向野は、「非常に残念な結果。すぐにでも再戦したい」と悔しい表情。試合を振り返った日向野は、「相手の狙いすましたパンチを浴びてしまった。これをもらっているようでは上にはいけない」と反省の弁を述べた。
良くも悪くも必死になってしまった
一方、控室に戻ってきた成田は、「打ち合いをするつもりはなかったが、打ち合ってしまった。誰が見ても勝ったと思う試合を試合をしなければならない。結果がすべてです」と涙で頬を濡らした。悔しい思いしかないと語ると、日向野と同じく「できることなら再戦したい」と希望した。
採点表