試合日程 | 試合結果 | 動画ニュース | ランキング | 選手検索 |
日本人初の世界ヘビー級王者を目指す藤本京太郎(角海老宝石)が明日25日、後楽園ホールで開催される「ガッツファイティング」でOPBF東洋太平洋4度目、WBOアジアパシフィック3度目の防衛戦に臨む。その前日計量が24日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、藤本は105.8kg、OPBF10位、WBOアジア9位のスタット・カラレック(タイ)は92.4kgでパスした。
我慢するしなかいと藤本
計量後、京太郎は世界戦のオファーをひたすら待つだけの現状に「我慢です。相手が強い弱い関係なく、気持ちが上がらないので、モチベーションの維持が本当に難しい」と吐露。それでも、同じくアジアタイトルを保持しながら我慢が続いた同門の岡田博喜が米国デビューしたことに刺激を受けたようで、「年末か年明けに大きな試合があるかもしれないと聞いているので、先を見据えて勝つしかない」と自身を鼓舞した。
計量に同行した専属マネージャーの萩森健一氏は、明日の結果によって、現在7位につけるWBO(世界ボクシング機構)で挑戦者決定戦に出場できないか打診すると明かした。
計量に同行した専属マネージャーの萩森健一氏は、明日の結果によって、現在7位につけるWBO(世界ボクシング機構)で挑戦者決定戦に出場できないか打診すると明かした。
精一杯頑張るとカラレック
一方、今回が4度目の来日となるカラレックは、今年3月の前戦で大和藤中(金子)を破ってヘビー級ランク入りした23歳の新鋭。OPBF王座挑戦は、3年前にSミドル級で清田祐三(フラッシュ赤羽)に挑戦して以来2度目となる。前回の挑戦では序盤に清田からダウンを奪い、4ラウンドまでの途中採点でリードするなどフィジカルとパワーは確かなものだが、京太郎とは計量で13sの差があっただけに、「相手はさすがにデカい。最初から行かないと飲まれかねない」と警戒。その上で「精一杯やるしかない。全力で勝ちに行くよ」とタイトル奪取に意欲を示した。