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前WBO世界ミニマム級チャンピオンの山中竜也(真正)が31日、神戸市内の真正ジム事務所で引退会見を行った。山中は7月13日(金)に神戸市中央体育館で開催された2度目の防衛戦で判定負けを喫し、そのときに負った怪我が要因で引退を余儀なくされた。
右:山下正人会長
会見の冒頭、山下正人会長から「7月の試合後に気分が悪くなり、救急車で運ばれて『急性硬膜下血腫』と診断され1週間入院しました。日本ボクシングコミッションのルールで引退をすることになりました。23歳と若く、気力も体力もまだまだある中での引退なので、本人の気持ちの整理をつけるために発表が今日になりました」と引退に至る経緯を説明。「二人で組んで2試合目でしたし、ようやく息があってきてまだまだ強くなれると思っていた矢先のことだったので、残念という言葉しかない。本当に竜也は努力の人。よく練習し、上手い人の練習を見て取り入れますし、ジムとしては是非、トレーナーとして残ってもらいたいと思っています。ただ、これから竜也もゆっくり考えて先のことを決めていくでしょうから、竜也の進みたい道を全力で応援していきます」と、今後もサポートしていく考えを示した。
今後は白紙ですと山中
続いて、山中は「本当に引退が決まった時は自分のことじゃない感覚でした。今は徐々に受け入れています。ボクシングはやり始めた時から今も大好きです」と苦しい胸の内を明かした。「30歳までできると思っていました、周りの方々に本当に感謝しかありません。ありがとうございました」。今後については「次に何をやりたいか決めていませんし、本当に白紙です。何か一生懸命にできることを見つけたいと思います」と最後は笑顔を見せた。
初防衛戦での山中
山中竜也の戦績は19戦16勝(5KO)3敗
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