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WBA(世界ボクシング協会)ミドル級王者の村田諒太(32=帝拳)が30日、都内のホテルで次戦を発表した。10月20日(日本時間21日)米国ネバダ州ラスベガス・パークシアターで、指名挑戦者で同級2位のロブ・ブラント(27=米)を相手に2度目の防衛戦に臨むことが決まった村田は、「相手はまとまっていてKO率の高い選手。チャレンジングな試合になると思っている。KOしてスポーツの本拠地で強さをアピールする」と意気込みを口にした。試合はインターネットスポーツチャンネル「DAZN(ダゾーン)」で独占生中継される。
強さをアピールする
今回で3度目のラスベガスでの試合になるが「今までラスベガスで試合をさせてもらったが、ひとつのイベントに参加させてもらった感じで僕が主体ではなかった。僕の中では今回が初めてラスベガスで試合をしたと言えるものになる。先日の伊藤君(伊藤雅雪=WBO世界Sフェザー級王者)が非常に良い勝ち方をしたので、参考になる」と話し、米国ファンの心を掴むと誓った。
ビッグマッチにつなげてほしい
帝拳プロモーション浜田剛史代表は「ミドル級というのは、ただ勝てば良いというわけでない。本当に強いところを見せなければならない。大きな試合の前に米国ファンに強さを見せてほしい」と9月15日(日本時間16日)米国ラスベガスで開催されるWBAスーパー・WBCミドル級タイトルマッチ、ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)対サウル・アルバレス(メキシコ)戦の勝者との対戦を望む村田に高いハードルを課した。
青写真はできている
ブラントは182pのオーソドックスで戦績は24戦23勝(16KO)1敗。元WBC米大陸ミドル級、元WBA北米ミドル級王者。昨年10月にドイツでWBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)Sミドル級トーナメントに出場し、準々決勝で元WBA・WBO世界Lヘビー級王者のユルゲン・ブレ―マー(39=ドイツ)と対戦したが、ベテランサウスポーのテクニックに翻弄され、3-0の判定負けを喫している。その後は3月に1回KO勝ちで再起に成功した。鋭いジャブからの思い切りの良い右ストレートには注意が必要だろう。
ブラントの印象を村田は「WBAからの指名挑戦者ということで高い評価をもらっている選手。相手に決まってうれしい。この試合をクリアすることで評価が上がる」と語り、「僕が圧力をかけて相手が下がるかどうか。プレッシャーをかけたらクリンチにくるだろうから、その時に休ませないように近い距離でもしっかりパンチを打ち込みたい」とショートパンチを勝利のキーポイントに挙げた。
ブラントの印象を村田は「WBAからの指名挑戦者ということで高い評価をもらっている選手。相手に決まってうれしい。この試合をクリアすることで評価が上がる」と語り、「僕が圧力をかけて相手が下がるかどうか。プレッシャーをかけたらクリンチにくるだろうから、その時に休ませないように近い距離でもしっかりパンチを打ち込みたい」とショートパンチを勝利のキーポイントに挙げた。
中村俊DAZN日本社長
会見に同席した中村俊DAZN日本社長は「ボクシングコンテンツにおいては、これまで様々な世界戦、海外の試合を放送してきました。村田選手には昨年10月にアンバサダーに就任していだだき、世界戦、防衛戦を影ながら応援させてもらってきました。いつかライブで放映させていただきたいと思っていました。これを機にボクシングの新しい本拠地になれるよう、村田選手及び日本のボクシング界に貢献できるよう尽力していきたい」と抱負を口にした。
9月2日からスパーリングを開始する
日本人選手で初めてDAZNでライブ放送されることに関し村田は「DAZN様にとっても自分にとっても非常にチャレンジングな試合になる。大役をいただいたわけですから必ず良い試合をしてKOしたい」と必勝宣言。
さらにDAZNの資金面に関し、現在放送しているサッカーのJリーグを引き合いに出し、「お金がボクシング界に動くことになれば、今後ファイトマネーが充実していくのではないか。日本王者になったら、ボクシング1本で食べていけたら良いなと思う。日本一になったらまとまったお金が入るようにならないと夢がない」と熱弁。
「サッカーとは競技人口が違うから比べたらいけないのかもしれないが、DAZNさんがJリーグを潤わせている。ボクシングというコンテンツが面白いと思ってもらえた時にお金が生まれてきたら、ボクシング界に対する貢献にもなるのではないか。その一歩になりたいと思う」と先陣を切りたいと口にした。
さらにDAZNの資金面に関し、現在放送しているサッカーのJリーグを引き合いに出し、「お金がボクシング界に動くことになれば、今後ファイトマネーが充実していくのではないか。日本王者になったら、ボクシング1本で食べていけたら良いなと思う。日本一になったらまとまったお金が入るようにならないと夢がない」と熱弁。
「サッカーとは競技人口が違うから比べたらいけないのかもしれないが、DAZNさんがJリーグを潤わせている。ボクシングというコンテンツが面白いと思ってもらえた時にお金が生まれてきたら、ボクシング界に対する貢献にもなるのではないか。その一歩になりたいと思う」と先陣を切りたいと口にした。