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WBO(世界ボクシング機構)Sフェザー級王者の伊藤雅雪(27=伴流)が26日、東京・江東区内のホテルで世界王座獲得を祝しての祝勝会に出席した。250人の出席者を前に壇上で挨拶をした伊藤は「ここがスタートラインだと思うので、防衛を重ねて僕にしかできない世界王者を目指していく」 とさらなる飛躍を誓った。
多くの人に祝ってもらってうれしい
囲み取材に応じた伊藤は「トレーニングを始めないといけないのでスケジュールも相談しなといけない」と語ったが、今後は大阪、福岡、四国でも祝勝会が開かれる予定。「おかげさまで美味しいものを食べさせてもらっている。ただ、現在のウェイトは67〜68kgなのでこのくらいなら問題ない」と笑顔を見せた。
団太路会長
祝勝会に同席した団太路会長は「ジムを開いてから21年目になるが、初めての世界チャンピオンです。うちのジムはフィットネスで練習しに来るようなジムで気持ちを作るのは本当に大変だったと思う。皆さまのサポートのおかげです。そして伊藤にはうちのジムでここまで頑張ってくれて本当にありがとうございますと言いたいです。これからも応援よろしくお願いします」と挨拶した。
家族も祝福した
試合が終わってから数日後に拳を交えたクリストファー・ディアス(プエルトリコ)から「試合では良い時間を過ごせた。お互い頑張っていつかまた戦おう」とSNSを通じてメッセージが来たことを明かした。「対戦相手から連絡がきたのは初めて。(ディアスは)ナイスガイだった。良い人過ぎて勝利に対する貪欲さは自分の方が上だと思った」と語った。
再び米国での試合に備えて英語力を高める
試合前の会見では英語でスピーチした伊藤だが「日常会話には困らないが、もっと理解できるようにしたい。次にアメリカで試合がある時にはもう少し(英語が)話せるようにしておきたい」と語り9月から2ヶ月間、英会話教室に行く予定だと話した。
盛大な祝勝会
次戦は未定でまだジムワークは再開していないがロードワークは行っており、9月上旬からフィジカルトレーニングやビジョントレーニングを始める。「試合が決まってからになるが、(試合の)2ヶ月前に米国キャンプを張りたい」と初防衛に向けて前を見据えた。