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日本ミニマム級タイトルマッチの前日計量が23日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、王者の小野心(35=ワタナベ)と同級1位の加納陸(20=大成)が会場に姿を現した。試合は明日24日(金)の後楽園ホールで開催される「DANGAN215」のセミファイナルでセットされている。
万全の仕上がりを見せた
これが初防衛戦となる小野はリミットちょうどの47.6kgでパス。これまで一度も減量で苦しんだことがないと笑顔を見せた小野は「今思うと若い頃は深く考えず調整していた。今は知識を取り入れて試合に臨んでいる。それが活きていると思う」と好調の理由を説明。
前回と同じくアグレッシブに攻める
15歳年下の挑戦者を「若い時から試合をしているので戦いに長けている」と警戒したが、「前回の試合と同じように敵地のつもりで倒しにいく。キャリアを活かして勝つ」と静かに闘志を燃やした。
後楽園ホール初登場
一方、「スムーズに体重が落ちて苦しい思いをしなかった」と語った挑戦者の加納は100gアンダーの47.5kgで秤を降りた。チャンピオンの印象を「長く日本のトップで戦っている選手なので、目には見えない何かを持っている選手」と口にしたが、「どんな展開になっても対応できるだけのトレーニングは積んできた」と自信を示した。
強さをアピールしたい
アウェーに乗り込んでの挑戦になるが「日本では初めての敵地だが、これまでタイやフィリピンで草原があるような場所で試合をしてきた。アウェーだろうが気にならない」と平常心を強調。「2敗してから試行錯誤して強くなった。明日は自分がどれだけのボクシングができるのか楽しみです」と意気込んだ。