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世界3階級制覇王者でWBA(世界ボクシング協会)バンタム級王者の井上尚弥(25=大橋)が、階級最強を決めるトーナメント「WBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)シーズン2」のバンタム級初戦で元WBA世界同級スーパー王者のフアン・カルロス・パヤノ(34=ドミニカ共和国)を迎え初防衛戦を行う。その詳細が21日に都内のホテルで発表され、試合は10月7日(日)に神奈川・横浜アリーナで開催されることが決まった。当日はフジテレビ系列で生中継され、米国、欧州でも放送される予定だ。
21日に行われた発表会見
地元開催となった井上は、会見の席で「日本で出来るとは思っていなかった。WBSS独特の演出を日本のファンにも楽しんでもらいたい」と喜び、「ワクワクしている。簡単な道のりじゃないが必ず優勝できるよう頑張りたい」と意気込んだ。
大橋会長は全KOで優勝と注文
4王者を含む8選手が出場するWBSSバンタム級は、第1シードのWBAスーパー王者ライアン・バーネット(英)が世界5階級制覇王者のノニト・ドネア(米/フィリピン)と、第2シードの井上がパヤノ、第3シードのIBF王者エマニュエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が指名挑戦者のジェイソン・モロニー(豪)、そして第4シードのWBO王者ゾラニ・テテ(南アフリカ)が無敗の新鋭ミーシャ・アロイアン(露)と対戦する。大会はトーナメント形式で行われるが、準々決勝後に準決勝の組み合せが発表されるため、現時点で井上がどの山に入るのかは不明だ。
海外では井上が優勝と本命視
先日行われたモスクワでの抽選会で出場選手と顔合わせした井上は、「どの選手もオーラがあった。ドネアと対戦したかったが、バーネットが選ぶと聞いていたので、次に実力のあるパヤノを選んだ。歳は行っても骨格がしっかりしていて気迫が感じられた」と話し、アテネ、北京と2大会で五輪出場の経験があるベテランサウスポーを評価。「技術がありながらラフな戦いもできる。あのスピードと出入りはやっかい。強引に潰そうとしても雑になるだけ」と警戒したが、「サウスポーは苦手じゃない。良い感じで対策ができている。(大橋秀行会長からは全KOで優勝と期待されているが)KOはいつも頭に入れているので、そこはいつも通り」と初戦突破に自信を示した。
また、海外オッズで井上vsパヤノが1:25、8人の中でも優勝の倍率が1.0倍を切り、5.5倍のバーネット、6.0倍のロドリゲスを大きく引き離していることについては、「そこまで評価されているのが驚き。オッズほど簡単じゃない」と気持ちを引き締めていた。
また、海外オッズで井上vsパヤノが1:25、8人の中でも優勝の倍率が1.0倍を切り、5.5倍のバーネット、6.0倍のロドリゲスを大きく引き離していることについては、「そこまで評価されているのが驚き。オッズほど簡単じゃない」と気持ちを引き締めていた。