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昨日の計量時に大きな話題を集めた、元世界ヘビー級統一王者タイソン・ヒューリー(30=英国)の復帰第2戦。18日(日本時間19日)英国北アイルランド・ベルファストのウィンドソール・パークでフランシスコ・ピアネタ(33=イタリア/ドイツ)を相手に行われた。
ヒューリー、倒せずもフルマークの判定勝利!
初回に出てきたのはアッップセットを狙うピアネッタ。連打でヒューリーに襲いかかった。その攻撃に対しヒューリーはコーナーでロープを掴み、踊るようにパンチを交わし、故モハメド・アリ氏を彷彿とさせるパフォーマンスをみせた。しかし、その後は大観衆を湧かせるほどのアクションを見せられず試合は中盤に。観客の期待を背負う英国人は、サウスポーのイタリア人に対してプレッシャーをかけるも決定打を作り出せない。結局、終盤もスパーリングのような流れは変わらず、試合終了のゴングを聞いた。レフェリーのスティーブ・グレイのみが採点をおこなう変則的な判定で100-90でフューリーの完封勝利となった。
年内にワイルダーへの世界タイトル挑戦へ
リングサイドでこの試合を観戦していたWBC(世界ボクシング評議会)ヘビー級王者のデオンタイ・ワイルダー(米国)は、フューリーの勝利が決まるとリングイン。米国人の現世界王者と英国人の元統一王者は次戦を煽るフェイスオフを披露した。「この試合はオフィシャルだ!試合が待ちきれない、何故なら俺がお前をノックアウトするからだ!」とワイルダーが吠えれば「俺がラスベガスに着いた時、お前をノックアウトしてやる!」とフューリーも応戦。昨日の計量後に見せた罵り合いを再び見せた。フューリーのプロモーターであるフランク・ウォーレン氏は「すべては来週に明らかにするが、試合は決まったのは確かなこと」と明言。試合は11月か12月に米国ネバダ州ラスベガスでの開催で交渉をすすめ、正式発表すると伝えた。