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ミニマム級元世界主要4団体制覇王者の高山勝成氏(名古屋産業大学)が6日、大阪市内の大阪弁護士会館で会見を行った。2020年の東京オリンピック出場を目指す高山氏は、一般社団法人日本ボクシング連盟を相手方として本日付で公益財団法人スポーツ仲裁機構へのスポーツ仲裁申し立てを行ったことを発表し、「東京オリンピックに出たいという気持ちにブレはない」と思いを語った。
岡筋泰之弁護士
会見の冒頭、岡筋泰之弁護士から「今回の仲裁申し立ては、まず、高山勝成選手の日本ボクシング連盟の社会人男子ライトフライ級もしくはフライ級の競技者として登録を求める。第2に、競技者登録を明確に定め、公表すること。第3に、競技大会における選手選考の基準を明確に定め、公表することを求めています」と申し立ての要旨を語った。
右:高山勝成氏
高山氏は「過去に2度、日本ボクシング連盟の山根会長にお会いして、オリンピック出場への熱い想いを語りましたが、過去90年のアマチュアボクシングの歴史上、プロ選手はアマチュア競技に出たことがないということで出場は認めていただけなかった。そういうこともあり、こういう形でスポーツ仲裁機構に申し立てを行いました。2016年のリオデジャネイロオリンピックからプロボクサーでも出場を許されたのに、自分はなぜ認めてもらえないのか、納得のいった説明をもらっていません」と語った。最後に「いつ大会に出場しても大丈夫なように準備はしています。自分の目標を信じて走り続けるだけです。なんとか認めてもらえれば」と想いを込めた。
大阪弁護士会館での会見
今後は日本ボクシング連盟の動きを注視しつつ、スポーツ仲裁機構の手続きに則り行われる。また、岡筋弁護士からは「一般的なスポーツ仲裁機構の結果は長い事例で半年間を擁する」と説明があった。