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OPBF東洋太平洋フェザー級タイトルマッチが23日、後楽園ホールで開催された「ホープフルファイト.28」のセミファイナルで行われ、チャンピオン三好喜美佳(川崎新田)と日本女子同級王者でOPBF東洋太平洋同級4位の藤原芽子(真正)がベルトを争った。試合は挑戦者の藤原が左フックを決めて好スタートを切った。
藤原が競り勝った
続く回に三好は距離を詰めてワンツーを繰り出し反撃。しかし、藤原は打ち終わりに左フックを好打し見栄えの良いラウンドを作ると、4ラウンド終了時の公開採点は39-37×2、40-36×1でリードした。その後も藤原が有効打を決めてペースを維持した。7回、三好はボディから連打で攻勢を掛け、最終8回は壮絶な打撃戦となったが、藤原の手数が勝り、2〜4ポイント差をつけ新チャンピオンに輝いた。
得意のフックが当たって勢いづいた
日本王座と合わせて2冠王者となった藤原は「実感が沸かないです。ベルトは重いですね」と安堵の表情。3人の子供の母親でもある藤原は「初めてリングに子どもを上げた。勝ってリングに上げたかったのでうれしいです」と満面の笑みを浮かべ、「ここまできたら世界を狙いたい」と抱負を口にした。
これからのことはゆっくり考えたい
一方、王座から陥落した三好は「思っていた以上に相手の圧力が強かった。左フックに冷静に対抗できなかった。試合が盛り上がったのは良かったが、プロは結果がすべて」と肩を落とした。
採点表