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今週の土日、東京のワタナベジムは「2陣体制」を敷いている。20日の日曜日、大田区総合体育館ではIBF世界ミニマム級王者・京口紘人と WBA&IBF世界ライトフライ級王者・田口良一がそれぞれ強敵を迎え撃つダブル世界戦を行うことは既報のとおりだ。さらにこの日はWBOアジアパシフィック王者・荒川仁人の防衛戦も加わっているが、ジムのベテラン、高橋智明トレーナーは、指導者として新人の頃に、一からボクシングを教えた元WBA世界スーパーフライ級王者・河野公平と、今日からオーストラリアのメルボルンに飛び立つ。
現地時間19日の土曜日、16勝13KO無敗の好成績を誇るWBAオセアニア王者ジェイソン・モロニー(豪)から世界ランキングを奪回しに行くつもりだ。「この試合は一度流れているので対策を練る時間も長かった。無敗も敵地も望むところです」という河野に、高橋トレーナーも「南半球でもうひと花だけ咲かせてきます」と闘志を示して飛行機に乗り込んだ。