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5月20日(日)に東京・大田区総合体育館で2度目の防衛戦に臨むIBF(国際ボクシング連盟)ミニマム級王者の京口紘人(24=ワタナベ)が15日、都内のジムで練習を公開。これまで120ラウンドのスパーリングを消化しながら疲れを残さず、「体重管理を含めて順調」とコンディションの良さを強調した。
試合は同門のWBA・IBF世界ライトフライ級チャンピオン田口良一(31)の統一王座防衛戦とのダブルタイトルマッチとして行われ、当日TBS関東ローカルで午後2時から放送される。
試合は同門のWBA・IBF世界ライトフライ級チャンピオン田口良一(31)の統一王座防衛戦とのダブルタイトルマッチとして行われ、当日TBS関東ローカルで午後2時から放送される。
京口はKOが代名詞と渡辺会長
相手は階級上のライトフライ級10位にランクされるビンス・パラス(19=比)。フィリピンの英雄マニー・パッキャオも目をかけるという新鋭で、15年7月のデビュー以来、13戦全勝(11KO)と無敗を誇り、11KOのうち3ラウンドまでに8KOをマークしている強打者。プロ転向2年で9戦全勝(7KO)の京口と、キャリアを含めて似たタイプと言える。
井上トレーナーも万全の仕上がりと自信
この挑戦者に対し、井上孝志トレーナーは「(京口が得意とする)左ボディブローが強いハードパンチャー。至近距離では、どちらが先に当てるかの勝負」と話し、京口も打撃戦を想定し、その上で「今回は左だけではなく、右ストレートの精度が上がった。練習してきたことが出せれば面白いことになる」とKO防衛に自信を示した。
大粒の汗が光った
練習ではシャドー、ミット、サンドバッグなどで12ラウンドみっちり動き、改めて仕上がりの良さをアピール。まだまだ大粒の汗を流していたが、ウェイトは計量4日前にして残り2kg強と問題はない。
この階級でやれるのもあと2〜3回
世界挑戦時の1年前と比べ明らかに上半身が大きくなり、体重は減量前で1〜2kg増えた京口だが、練習前にスターバックスコーヒーでシュガードーナッツとブラックコーヒーで息抜きする楽しみを覚え、この間食のおかげで疲れが溜まらなくなったと話した。「これが調子の良さの秘訣かも」とおどけた京口だが、減量が始まってからは栄養を考えながら炭水化物は制限。一日に8回は体重計の上に乗り、万全の管理で今週土曜日の計量に臨む。
4〜5Rぐらいに倒したい!
最後に京口は、田口の試合次第で当日1時間枠の中継には映らない可能性はあるが、「テレビにはこだわらない。田口さんは謝っていたが、お互いにベストを尽くしてダブル防衛といきましょう」と、先輩王者へのフォローも忘れていなかった。